第91話 本屋の本棚に穴を穿つ


 現在、前から書く書く言っていたラノベを書いています。まあ、この話は今度します。


 で、絶賛執筆中なのですが、その合間に、つぎの作品のプロットって書けるじゃないですか。同時に二作というのは、ぼくはやらないし、やる必要もないし、やれば出来るかもしれないけど、とにかく今はラノベを書いています。が、本文書きながら、他のプロットというのは書けます。


 ということで、次のプロットをどうしようかと悩みまして、候補はいくつかあるのですが、その前にどういった年齢層向けに、どういったレーベルを想定して書くかを考えようと。


 で、本屋に行きまして、本棚眺めてきたんです。


 まずラノベのコーナー。

 ああ、こういうのね。


 で、よく知らんのですが、カクヨム・コンテストなんかで書籍化したものが、ちょっとでかい版型で出てますね。『異世界転生したらホニャララだった』みたいなやつ。

 ああ、こういうの書けないねー。つーか、自分の書いたものがここに並ぶこと自体に嫌悪感がありますね。


 で、一応、つばさ文庫のコーナーも見てきました。

 ちょっと意外でした。ああ、こんな感じなんだ。やはり、女の子向けが多いです。恋愛とホラーが強い。とすると、男の子向けを書かなきゃならんのでしょうが、今はその時ではない感が半端ないし。




 で、帰宅しまして、つぎにカクヨムなんかで、☆をいっぱいもらっている人気作なんかをダーッと眺めまして、その傾向を……。

 中には書籍化された作品なんかもあったんですが、共通点というか、流行りみたいなものが見えますね。


 とくにカクヨムで人気の話はだいたいゲームの話ですね。異世界転生でもSFでもファンタジーでも、だいたい内容はゲームの話です。

 もうすこし言うなら、「スマホのゲームしかしない人が、スマホのゲームしかしない人の内輪ネタで書いた文章」ですね。


 ファンタジーなのにレベルがあったりスキルがあったり。でもレベルアップは作業で可能。

 つまり、知っている世界の話しか読まないわけですね。

 本を読むことによって新しい世界を知るとか、知らない知識を得るとか、そういうの無しです。自分がよーく知っているゲームの話で、その枠からはみ出さない物語が要求されてます。

 つまり、やることは最大で、「次のページをクリック」で、もう「文字読んで意味を理解する」とかはしたくないんでしょう。



 つまり、読解力がおっそろしく低いのですね。知らない世界を文字を読んで理解することができない。そりゃあ、本も売れませんねえ。


 たとえば、ストーリーなんかでも、「今日は給料日だから、ぜいたくに寿司を食おう」まではいけるけど、「給料からは保険料が引かれる」となると、もう駄目なんだと思います。読みたくないのか、読めないのかは、分かりませんが。


 よぉーし、じゃあ、そういう話を書くぞー、とはならないのがぼくでして、異世界転生とかVRゲームものではないものを書こう。言うなれば、今はない、新しいジャンル。今の本屋の本棚にない、いや本棚に穴を穿つようなものを書こうと思ったのです。


 といっても、ぼくはアクションしか書けませんけどね。


 というわけで、つぎに組むプロットは決まりました。


 少し前に言っていた、人狼と暗殺者の話のプロットを作ります。

 気が向いたら、この経緯でなぜこの話になったかも語りますが、長くなるので今回はここまでで。



 あと、『ときめき☆ハルマゲドン』。つぎは「お江戸」ということですが、その次の話も決まりました。ただ、もしかしたら、「お江戸」と「その次」が前後するかもしれません。しないかもしれません。




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