書きにくいキャラクターですか……なんとなく「ここでこいつは何て言うんだろう」と思うことがありますが、そんなやつですかね。
僕の場合キャラクターというか恋愛がおそらく書けません!理由はしたことないからです!
せんせーい!どうしたらいいですかー!
作者からの返信
恋愛したことないのでしょうか? それは女性と付き合ったことが無いとか、そういう意味ですか? それとも恋をしたことない?
まずですね、「デート」とか「恋愛」とか「エッチ」とかは、したことなくても書けます。だれも体験談的なリアルな話を小説内では求めていません。いっそバリバリ想像妄想全開の非現実的なやつこそを読者は求めていると思うのです。
そこはいっそ、現実を知らない方が有利です。
「恋」自体したことないと、それは厳しいですね。
でも、こんなことありません。すごい格好いい車とか戦闘機とかあるじゃないですか。その格好良さと恋愛感情は近いです。戦闘機とかモビルスーツを格好いいと思う感情があれば、それを恋愛感情に置き換えて描写することは可能です。
それでも難しいときは、もう恋愛要素皆無の小説を書きましょう。
新版の早川ミステリー『そして誰もいなくなった』のあとがきで、赤川次郎さんが、「恋愛要素なしでこのプロットは凄い!」とアガサ・クリスティーを絶賛しています。ということは、ミステリーは恋愛要素なしでも書けるし、それが評価されるということですよ!
もちろんコメディーもいけるはず。
時間があるようなら、『モンティーパイソン』の「必殺のギャグ」なんか調べてみてはいかがでしょうか? あれも恋愛要素皆無です。
恋愛なしの名作なんて、いくらでもありますから、全然大丈夫でしょう。
書きにくいキャラクター、ありますね(^◇^;)
おっしゃるとおり、自分とあまり似ていないから、書いていてもときどき「ここでこの行動は、あってるかなぁ。こういうこと、言うかなぁ」とか思って、止まっちゃうんですよ。
で、あーでもない、こーでもない、とやり直して、「……よし、これで」となったりするから、私は結構ストレスですねぇ。
作者からの返信
誰かが書いていたと思うのですが、油布浩明さんだったかな? 書き手には2タイプあって、監督型と役者型があるそうです。ぼくは登場人物になりきったり、キャラが憑依したりするタイプの役者型ですね。青嵐さんは、頭の中でリハーサルするって言ってたので、監督タイプでしょうか。
そう考えると、分かりやすいかもしれません。
ぼくの場合は、書きづらいタイプほど、突飛なことや意表を突く行動をして楽しませてくれます。ただこれ、ときどき憑依が外れちゃうことあって、結構キャラがぶれちゃう経験も、やっぱありますよ。
でもまあ、人間って、いくつもペルソナを持っているわけですから! と言い訳しておく。
この辺の難しさって、どこまでいっても消えないと思うんですよね。
知り合いのカクさんに言われたことがあるんです。
「綾束さんの作品にはお色気お姉さんが出てきませんね」って。
お色気お姉さん、すごく苦手です……(*ノωノ)
「夫君殺しの~」はせめて脇役で挑戦してみよう! と媚茗を書いてみましたが……はてさて(汗)
後は、天才型の頭脳キャラ!
やっぱり自分にない要素ばかり持っているキャラクターは書きにくいですね(;´∀`)
作者からの返信
うーん、媚茗がお色気お姉さんかというと、ちょっと微妙です。
お色気お姉さんは、やはり男性がエロい妄想をしてしまうようなキャラだと思うのです。媚茗は、恐ろしくて、ちょっと萎えます。精気吸われている榮晋を羨ましいと思えません。
逆に香淑の方が、なにやらみなさんにセクハラされてて、お色気お姉さん的な要素がある気がします。
私見ですが、お色気お姉さんの要素はふたつあって、ひとつは男を袖にすること。もうひとつは、ガードが甘いこと。
峰不二子を例にとると、不二子は絶対ルパンのものにはならないですね。でも、なんのかんので脱がされてます。これが鉄壁の防御だと、色気にはなりません。
色気とは、あの有名なマリリン・モンローの、地下鉄の排気口からの風でスカートがまくれていくような、ああいう隙、ガードの甘さだと思うのですよ。
つまり、眼鏡かけた教育ママみたいなきりっとした女性が、汗かいて下着が透けている、でもそこに気づいていない、みたいな。
……というか、なにを長々と語っているのでしょう。
もうひとつの天才型頭脳キャラ。ぼくも一度書いたことありますが、これは危険ですね。触れない方がいいと思います。