はじめまして。
子どものころからの大和和紀信者ですが、はいからさんの解説うなってしまいました。
この漫画、男性にはすこぶる人気がない。超ご都合主義だって。
でも、このようにほめてくださる男性(すいません、勝手に性別を妄想しました)がいらっしゃってうれしかったです。
作者からの返信
え? はいからさん、ご都合主義なんですか? 少なくとも、ぼくらの世代では男性に不評ということはありませんでした。まあ、読めば突飛な話だとわかりますが、それをいったら『冬のソナタ』だって……(笑)
ちなみにぼくは男性です。
あと、このエピソードでは珍しく、面白いプロットについて語りました。お見逃しなく。
『はいからさんが通る』。
友人が文庫サイズの圧縮版みたいなものを持っていて、「読む?」と言われ……。
一気読みしました。
ちなみに、次の日、全部買いました(笑)
あんまり少女漫画って読まないんですが、面白いですよね、この作品。
何度も読んだ少女漫画って、『はいからさん』と『BANANA FISH』ですかね……。
なので、こうやって説明していただいたら、なるほどなぁ、と。
「対立」と「困難」かぁ。
それがあるから、目が離せないんでしょうねぇ。
キャラクターやストーリーに。
当然、この漫画も『連載』だったでしょうから、当時はもう、みんなドキドキして連載を追ったんでしょう。
「対立」かぁ。「困難」かぁ……。
(気づけば、2回も呟いてますね……)
作者からの返信
「対立」だけで小説が書けるわけでもないんですが、物語の構造の根幹にこの対立がないお話は、やはり気の抜けたサイダーのようですね。「シャア」の出てこない「ガンダム」みたいなもんです。
「はいからさん」は小さいころ、妹が友達から借りた来てものを読んで、大人になって本屋でバイトしているときに返品台に全巻置かれてましてね。「へえー、なつかしい」とぱらぱら読んで、つぎの瞬間それ全部買いました。
個人的に好きなのは、番外編の最後。紅緒さんの息子がちらって出てくるシーンなんです。
あそこまで大作を読み終えて、ラストのあとも、ああ紅緒さんは幸せに暮らしているんだなぁということがわかるシーンなんですが、いかにもそれが「はいからさんが通る」らしい。
またクライマックスがあの歴史的事件というのも、うまいですよね。
ちなみに「対立」は、単純に敵と味方でも有りなんですが、キャラクターの中の葛藤であったり、世界観を否定するキャラの存在であったりと、何重にも設定できます。
『はいからさんが通る』の弱点だらけだけど魅力的な主人公。優秀な婚約者がいるけど、素直になれない。好きになったと思ったら離れ離れ、しかも瓜二つの人物が現れるというミステリー。
古い作品なのに、これらの設定の多くは現在でも使われるテンプレになっていますよね。
「対立」と「困難」、自分も勉強して、小説にいかしたいです。
作者からの返信
ここでは優秀なプロットという観点で『はいからさんが通る』を語っているのですか、キャラクターとかも面白かったですよね。
紅緒のまわりにはイケメンばかりがそろっていて逆ハーレム状態だし、当時すでにトランス・ジェンダーみたいなものも扱われていました。
にもかかわらず、当時の時代背景とかをきちんとリンクさせていて、驚きます。が、さらににもかかわらず、時代にぜったいに流されない紅緒のキャラクター。語りだすとキリがないですね。
テレビアニメは、あと二話を残して打ち切りだったと聞きました。作者も、最後までやってくれと頼んだらしいですが、最後まで作って置いた方が、あとあと得だったのではと思いますが……。
アニメ化のクオリティーが少し低かったのが原因なんでしょうか。当時はすこしファンの間から不満が出てましたから。
とにかく、劇場版が完成していたのは知りませんでした。ちかいうちに絶対観ます!