第3話 新崎の過去

シュライナの船が移動始める外で爆撃が鳴り響いていた。

そんな頃、新崎の元に新しい情報が届いた。

「新崎さん!新しい情報が届きました!」

新崎は驚いた表情で流に近づいた。

「何が分かったんだ?」

流に新崎が詰め寄り情報を聞いた。

「小惑星が1つ消えました…」

新崎は落ち込む表情で流に詰め寄るのをやめた。

「そうか…またか…」


そう言いながらデスクに座った。



新崎 和道(しんざきわどう)一応地球人だが年齢は薬で誤魔化しているが、地球がなくなったあの日から生きている強者で自分の娘をずっと探しているらしく、手掛かりの地球を滅亡へと導いた終末の男をずっと探している。

セラブ星の防衛省特務課惑星刑事部に所属している。


「またハズレか…」

落ち込む新崎に流が励ました。

「大丈夫ですよ…生きてるかなんて分からないですけど、真実は分かりますから!」


明日葉流(あしたばながれ)

地球滅亡後のセラブ星にて生まれた男

新崎がセラブ星のスラムで拾って来て自分の部下として育てている。

セラブ星防衛省特務情報課惑星情報部に所属している。



「新崎さん、あの昔の事件まだ調べてるんですか?小惑星の爆発は宇宙空間の物質異常って言ってたじゃないですか!!ちゃんと仕事してくださいよ」


新崎は女の人に怒られた。

彼女は新崎の後輩であり上司の栄 凛子(さかえりんこ)だ。

新崎の所属する課長補佐だ。

「ハイハイ、分かりました!」

新崎は外に出ていつもの場所で煙草を吸っていた。

すると後ろから誰かが新崎の肩を叩いた。

新崎はいつもの様に咄嗟に銃を構えて後ろを向くと、女の子が立っていた。

「新崎さん、大丈夫ですか?」

そこにはいつも薬を処方してくれる科学者メザートが立っていた。

「メザートか…処方箋か?」

「はい」

メザートは新崎に袋を渡して帰ろうとすると、一言言った。

「新崎さん、私はあなたの事情は知らないですけど、もうそろそろ危ないですよ?死神がもうすぐ来ますから…」

「もうすぐ来る?何故分かるんだ?」

すると、メザートは言った。

「お客様ですから…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る