文字を積む

 今日は君の誕生日。仲の良い友達みんなで集まった。


「せっかくみんなで集まったんだし、何かしようよ。」


「じゃあさ、久々に字積まにそましない?」


「いいね!」



 ぱらぱらと六枚のカードを並べた。アプスクトュセプ、そして、ムン2つ。ずらりと並ぶ。そして投げ棒を投げて0が出る。6枚全部使わないといけない。


「あー、配り直しする?」


「いや、待って!私!」



 視線が私に集中する。そしてカードを手に取る。私は四と無でカン、再と人でヒヤを作った。


「なるほどね。それって『自白をさせるために火炙りの拷問をする』ってことでしょ?」


「残酷!そんなんじゃないし!」



 私は君の瞳を見て、頬が紅く染まるのを感じた。

――「熱いけど言えない、そんな心。」


 君には届いてほしいな。


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