第2話

カガリの街の騒動から数日後


鍛冶室に入りメニュー画面からハンマーと素材を取り出すレン、鍛冶室は自分で作った。必要な道具が多く、地下は部屋の数が多いので鍛冶部屋に合う広い部屋はすぐ見つかった。


今、木の素材と銀鉱石を合成してハンマーで叩いていき少しずつ伸ばし形を整えていた、魔法の糸をキツく両方の端を結んで完成!



【武器】レストル(弓)


【効果】Atk+65 Def+72


【ボーナス】なし



弓が完成したがあまり良い出来ではないっと思った。弓を作るのは難しいが、マグナのガンナー形態で撃つ、魔力弾は魔力を消費するリスクに気がついた。


【1】魔力を回復するタイミングが難しい



【2】魔力を使わずに射撃が出来る方法を考えないといけない事。



2つ目の魔力無しで射撃が出来ると言えば弓であった。マグナと同じ威力が出来るか分からないがボーナスで連射性能が付ければ大分楽にはなる。


何回か弓を作成しては失敗しての繰り返しようやく成功した。


武器】レストル(弓)


【効果】Atk+81 Def+78


【ボーナス】連射性能  一撃必殺


欲しかった。連射性能のボーナスそれと、一撃必殺?これはなんだろうと、鑑定すると、3割の確率で一撃で倒せるらしい。それは良いかも知れないっと思った。



疲れたのでお風呂に入りに行くことにした俺は鍛冶部屋から出た。


  ◆◆◆


レンらお風呂場でシャワーを浴びてから湯に浸かる。自動湯沸かし器を作って良かったと実感する。この世界でお風呂に入る習慣は余りないらしいが、自分が日本人だと実感があった。


「この大陸は四季は無く、ずっと春の様な気候だったかな、それなら、寒い日にコタツや毛布はつくら無くていいかも知れない、けど一応作っておくか」



「お?マスター殿も風呂に浸かってるでゴザルか」


奥の入口からライが出てくる。


ライは身体を洗い終わった後、お風呂に浸かった。


「どうかな湯加減は?」


「気持ちいいでゴザルよ。お湯に浸かるのが気持ちいいとはアンジュ殿に聞いたでゴザルが風呂上がりに一杯の【コーヒー牛乳】が美味しいと言っていたゴザルな、セレナ殿達が喜んで飲んでいたと話してゴザった」


コーヒー牛乳はこの世界には無かったので僕は街カガリにいく前自動冷蔵室を作りコーヒーと牛乳に似た物を混ぜガラスの瓶に入れて冷やして置いた。そして、セレナ達に好評だったようだ。



その後俺も、セレナ達と同じ風呂上がりに腰に手を当てコーヒー牛乳を飲んでからまた鍛冶室に向かった。


その後僕は弓に使う矢と替えの出来る用にもう一個弓を作った。


失敗で作った弓はまた明日武器専門店で買い取ってもらおうと思う。


「明日はクエストに行って、弓の性能を見て、ふわ〜」



少し、あくびした後、鍛冶室から自分の部屋に帰りそのままベッドに入り就寝した。




弓が完成して溜まっていた。依頼を片付けたのは、数日経っていた。


討伐クエストで弓の性能を確認したが予想を超えるぐらいだった、矢を連続で放つ事が出来魔力を少しだけ加えると無数の矢が放てる。


弓自体も軽く使いやすかった、ギルド・アズマも最近依頼も増え、ランディさんに依頼を回す事も「助け合いも大事だと」言って引き受けてくれる。レムもギルドの依頼を受ける事が出来る様になったが、3人一緒で受ける条件だった。ライが人の姿になってレムと俺と一緒に依頼を受け、助けてもらっていた。ライはセレナ達に会って(人の姿で)色んな国を行く旅人と言う理由でお金が底を尽きたので、一時期だけギルドメンバーに加えて欲しいとセレナに頼む。


セレナはすぐに了解を得て、依頼がない日はライはランディさん達と模擬戦したり獣の姿になってレム達と遊んでくれたりする。


そして今俺は外で釣りをしていた。



ギルドから近くの川で夕食に使う魚を獲る為釣りをしていたが全く釣れない、そろそろ場所を変えようとした時にセレナがやって来た。


「レン、依頼がきたよ!今回は凄い依頼だよ」


「そんなに凄い依頼がきたの?」


セレナはポケットから白い紙をだして読む。


「ギルド・アズマのメンバー様


ギルド協会はギルド・アズマに参加していだきたい要件があります。

         

数日後に行われる【円卓会議】に参加していただきたい。参加、もしくは不参加もできます。


また場所が決まり次第連絡させていただきます。


「ギルド協会ルーンベルデ本部より」  



ギルド協会からその円卓会議に参加して欲しいって依頼だがセレナにしては嬉しい依頼だと言う。


「円卓会議って言うのは各支部にある大きいギルドが集まって話し合いをすることなんだけどまだ私達のギルドは出来たばかりで大きくはない」


確かに僕達のギルドは数週間前に出来たばかり、まだメンバーも少なくまだ手が回らない依頼もある、それに支部でも無い僕達が呼ばれるのはどういうことだろう。



「それが呼ばれるって云うのは私達のギルドは大きい支部では無いけど結構私達のギルド有名になってきている!?」

セレナの表情がドヤ顔をする。


「会議ってことはギルド同士で顔合わせて今後の事について話しをするのだろうか」


「それも一応あるけど難しい依頼だったり隣の国にあるギルドの報告聞いたりそんな話し合いをするってランディさんに聞いた話しだけど」


セレナは今回の円卓会議に呼ばれるのが初めてだから少しウキウキしている。円卓会議に参加は確定だろう、竿がピクピクしていたので竿を引くと少し大きい魚が釣れていたので一旦ギルドにセレナと一緒に帰る。


まずはメンバーの意見を聞いてから参加をするか、しないかを決めるとセレナは言う。


その後、生活拠点のキッチンでミュウに釣った魚を渡し、魚料理を作ってもらった。メンバー全員で昼食を食べてから円卓会議に参加するかどうか話しあった。





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