第4話

ゴーレムの少し離れた場所から着地したレンは、目が覚めたスライムにお礼を言われて固まっていた。


(喋るスライム!?にびっくりしたけどここの世界では当たり前なのか?)

気絶していた。スライムを助け、魔法で目を覚ましたスライム。それがまさか喋るなんて想像もしていなかった。


(リアラ!)


リアラの名を呼ぶと目の前にバン!っと姿を現した。


「マスター!スライムがなんで喋るかについて、呼ばれたのですね。」


リアラが胸を張って言う、俺が聞きたいことなんで分かったの?って顔になったレン。


「私はマスターの眼を通して観ることが出来るのです、どんな状況も把握する為です。そのスライムは【魔物】の種族です。魔物の中には人の言葉を話せる者もいれば、人と友好な魔物もいます。人を襲う魔物もいます」


魔獣の他に魔物も存在しているが喋れる魔物もいると言う事が




(ゴーレム怖いゴーレム暴れてるでもお兄ちゃん助けてくれた、ありがとうお兄ちゃん)


スライムはスリスリと頭?で僕に寄る前の世界に居た小さかった妹もこうやって頭スリスリして来たなっと思い出す。


ガァァとゴーレムが吠える後ろにいた僕達を見つけると迫ってきた、今は思い出に浸っている場合ではない。腰にぶら下げていたマグナを片方を空いてる手に持つガンナー形態に切り替えるそろそろ召喚を試すころだな。


(リアラあまり街に被害が少ない召喚獣はいないか?)


(はい、マスター!魔人か闇系統の召喚獣でしたら街に被害は出ないです)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る