芥川と太宰、そして、竹内緋色。

 一度、芥川龍之介と太宰治、そして竹内緋色を並べてみたかった。芥川、クッソイケメンやなぁ。


 実は芥川龍之介が統合失調症かもという話をネットで見つけたわけであるが、精神科に2回だけ通った竹内緋色は、大丈夫、今はきっと相手にされない症状だよ、と思ったりする。くっ。医者は嫌いだ…

 どうも河童という作品に統合失調症の特徴が…という話らしい。でもまあ、竹内緋色はあんまり芥川龍之介を読まないのだ。

 芥川龍之介は生後すぐに母親が精神に異常をきたしたり、女性にしつこく追い回されたりと大変だったそう。最期は自殺。

 ああ、なんとなく竹内緋色に似ているなーと。母親に関してはなんとも言えずだねぇ。未だ竹内緋色の中には母親と己自信の選択に対する悔恨が根深い。女は――嫌いというより苦手。女性との関わりから必死で逃げている。女性のいない職場がいいな。あと、女医は天敵。世界で一番苦手な部類。

 でも、あんまりそんなに符号しないわけで、とどのつまりは、人は誰々に似てるってのはそんなにないかもしれない。でも、中原中也も似てるんだよなー。あのナメクジのようにジメジメしてる感じが。

 太宰にも――と思ったことはあるけれど太宰治は竹内緋色が世界で一番嫌いなタイプだ。「人間失格」を読んだあとに「走れメロス」を読んだせいか、メロスとか他の作品が気持ち悪い。特にメロスは本心で書いていないのがバレバレでね。逆にユダの話はすっごく面白かったのだが…

 重松清曰く、太宰治は弱い人間で、その弱さこそ愛すべきものであるらしいし、私もそう思う。彼は始終何かに怯えていたのだと思う。それがなにかはわからないが、そこは私に似てるねぇ。ただ、コイツ太宰タイプだな、と思うのが私の弟である。多分だが、竹内緋色と同じくらいマイナス思考だろうにそれを察知させず、まあ、そこそこ人気があるらしいが、ばれる嘘をつくわ、勉強をまともにしないわで…なぜなんだろうと思うわけである。まあ、色々な人間と関わるようになって、下には下がいることがわかったがね…ふっ。


 長々となにが言いたかったかというと、いや特にいうことなどなく。ただ、人が自分を見つめるためには誰かと比較する他になく、その手っ取り早い方法が読書だったりする。創作物は人の心。嘘などつかない、が、なるべく作者の想いや願いが詰まったくさみのあるものが欲しい限りである。長い間生き残る作家ってのはそういう人だと思うしねー。


 コタツ1つで寒波を乗り切るのは辛いなぁ。


 以上、竹内緋色でした!

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