俺が鍵をアンタがドアを

Choma

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考えることから逃げている、と、思う。

脳から言葉がこぼれ落ちて、拾えないまま、掬い上げられないまま、バカに、無知になっていく感覚。

これが、虚無か、と。


友人を失くした。

たくさんの友人を、たった一度の過ちで。

まあ、ゲームを取り上げられただけなんですけど。

それでも仲良かった人たちとの突然の別れは強烈につらくて、虚しさが止まらない。


なぜ。という気持ちが止まらない。


あなたは私といると最強のニコイチだと言うけれど、

私にとっては?

私の気持ちはどこにあるのかわからない。

あなたと一緒の気持ちにはなれはしない。

そこまでの覚悟もない。

そもそも覚悟って何。

せっかくできた友人を奪うことが愛なの?

ただの嫉妬にしちゃずいぶんじゃない。


悪いことをしてないとは言ってない。

ないがしろにした時間が多すぎた。


それにしたって、という気持ちが大きすぎて素直にごめんねが言えない。

なにも全てを奪い去らなくても、と。


過干渉の親の元に生まれ育って、

逃げ出して、

あなたのところに来て自由になったと思ったら、

お前は自由すぎる、もっとまともになれと言われて、

窮屈で窮屈で今息が詰まってる。


友達を奪われた、という気持ちが強すぎて他のことが考えられない。

こんなにも孤独だとは思わなかった。

ひとりって、寂しい。


あなたといても孤独。ごめんね。

面と向かっては絶対に言えないね。


ゲームの世界に戻りたい。

人と喋りたい。

依存症乙って言われてもしょうがない。

寂しい。寂しいよ。


クソッタレ。

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