その死は、他意だったのか故意だったのか──

原作と作画を分けて分担する2人のグループ漫画家。
その2人の関係が、いつしか歪んだものとなりどす黒い感情が混ざり混沌としていく。

そんな時に、突然とある人物の死が。
その死を引き金として、その影響が周りの人物たちをどす黒く変色させていく。


ハラハラドキドキ。
どうなるの? どうなるの? この話には救いがあるよね? ないの? あるの? え!? どっち!?

最後まで手に汗握る展開です。
最後の最後に「ああ! ……はい! スッキリ……かどうかは……うん。ある意味スッキリ。でも……うん。怖い」となりました。

これ、是非舞台とかドラマで見たい。
あの人の狂気と、あの人の狂気を、人が演じる姿で是非見たい。

日常にダレた空気に一服の清涼感。……いや、爽やかにはならないけど。スパイスか。かなりパンチの効いたスパイスだが。
日常にある狂気。いい。是非読んで欲しい作品です。