もし感情を持つロボットが現れたら、この世はどうなるのか。誰もが一度は想像した事があるのではないでしょうか。
この物語に登場するココルは、心を持つ美少女アンドロイド(人間そっくりのロボット)。ロボット研究所の天才夫婦によって作られたのですが、妻はココルの完成目前に他界してしまいます。
残された夫と子供達でココルの心の成長をサポートしますが、それはまるで人間の子育てのよう。
いかにして喜怒哀楽の感情や思いやりなどの社会性をロボットにプログラムしていくのか。周囲は試行錯誤する中で、自分達も成長していきます。
そんな中、ココルを悪用しようとする窃盗団が現れ、警察や警察ロボットまで巻き込む大騒動に…!
児童文庫の小説賞一次・二次突破常連の作者様による、ハラハラさせながらも感動を誘う展開はさすがで、大人でも夢中になってしまうほど。
高性能ロボットと人間は共生できるのか。
科学の可能性にワクワクしてみませんか。