「ダダ」
理性も知性も倫理も真理も心理も論理も究極を言ってしまえば要らないわけだ。
直感と実感と感嘆を淡々と簡単に並べりゃそれでいいのさ。
小難しいかろうが、わかりやすかろうがそんなものは言ってしまえばプレゼントフォーユーだ。
空から犀が降って街で暴れてる。
虎が食卓に降りてきた。
傘とミシンが出逢ってもいい、
それは太陽のせいかもしれない、
待ち人が来なくても一向に構わない。来ちゃってもいい。
朝起きたらどうかしてるかもしれない。
問題はそれ自体を目の前にしたお前がどう向き合うかな訳だ。問題でもないな。意味なんてないし、突き詰めりゃ意味だけしかない。
でもそれが何かって話しは俺に聞かないでくれ。
科学が発展して宇宙に物や人を送った、目に見えない世界の動きを捉え生活にまで昇華した、さらには夢にまで足を踏み入れた、いや夢の中に手を入れてかき混ぜ始めた。
図式と数式は合っていてもどっかで何かが合っていない。
つまりは目の前にある出来事、物事、仕事、あらゆる全てのものは実はそれ以外のどうしようもないものと同じ価値があるんだ。
油断するな
そいつは本質という猫を被っている。寝ているときに覗いて見な、本質の向こう側にどうしょうもない化け物がいるぜ。
しかしまあその化け物も自分自身に殺されたというわけだが。
一周回った価値観なんぞはどこの物好きが手を差し伸べるのかね。
つまりは意味の無い顔の無い世界への慰めのプレゼント。価値の無い仮面なんだろうよ。能面、能無し、面なし、意味無し、無味無臭な仮面。そんな仮面を着けて向かうは壊れた仮面舞踏会。
ああ、俺か?俺はお前と同じだよ。
招待客の一人さ。出鱈目、ホラ吹き、拐かし、ペテン、上手に面付け踊る。物語の役にも立たない。
それじゃ開幕といこう。付ける意味のない仮面、踊るにふさわしくない手術台、出会ったところでそれはもう終わった話し。
さあペテンの舞踏会へ。
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