第21話 古典的罰ゲーム
ミントが推し進める計画のことなど知るよしもないアキラ達は、今日も今日とて楽しく過ごすことに精を出していた。
いつものように夜の公園で、フォセカ、エレバスの二人と語らい、笑い合う……かと思いきや、なにやら彼らの顔は険しいものであった。
ベンチに腰掛ける三人。中央にフォセカ、右側にアキラ、左にエレバスという配置で、両端の二人はフォセカに寄りかかるように何かを覗き込んでいる。
「フォセカよお。お前さあ、なんで食えもしないもん買っちゃうんだよ?」
「まったくだ。というか、なんなのだこれは? 自分にはとても食品の包装には見えんのだが……」
「あはは……なんかこう、目新しいというか、話題だからつい手に取っちゃって」
彼らが眉をひそめて注目しているのは、フォセカが手に持った一つのカップラーメン。当然ただのカップ麺であるはずはなく、漆黒の背景に目を刺すような彩度の赤の炎、辛さ二十倍なる謳い文句、そして『危険』という、おおよそ食品には似つかわしくない文字が印刷されている、所謂激辛商品だった。
「ま、まあこういうのってさ、ほら、誇大広告っていうか、大袈裟な売り文句なこともあるし、意外と普通……だったりして……あはは……」
フォセカは脂汗をかいて目が泳いでいる。その言葉に説得力など皆無である。
「そう思うんならお前が食えばいいだろうが。おい、なんで顔背けんだよおい」
腹痛でも我慢しているような汗をかくフォセカと、それを問い詰めるアキラ。そんな二人を見て、ただただ呆れるエレバスであった。
彼らがやいのやいのと騒いでいると、そこにたまたま通りかかったトーガンが顔を見せた。近場のコンビニの袋を片手に、軽く手を掲げて歩み寄ってくる。
「おっす、何やってんのお前……ら……」
挨拶するや否や、真っ先に目に入る禍々しい物体と、おもむろに立ち上がるアキラ。何かを察知したトーガンは即座に踵を返し、全速力でその場から離れる。
「うおおおおおおおああああああ!!」
「待てえええええぇいトーガアアアアアアアン!」
アキラもまた、全速力でトーガンを追う。
「待てっつわれて待つかよ! 嫌に決まってんだろ! なんか見えたぞ黒くて赤いやつが!」
「気のせいだって! とりあえず話を聞けハゲ!」
数分後、肩で息をするアキラが一人で戻ってきた。
「ぜえ……はぁ……クソッタレ、あのハゲ逃げやがった……」
危機的状況がそうさせたのか、トーガンは陸上選手ばりの俊足と驚異的な持久力を見せ、アキラの猛追を逃れたのだった。
アキラは息を整えてからしばらくすると、どかんと地面に座り、頬杖をついてしばらく考えたあと、なげやりに言った。
「じゃあもう、戦って負けたやつが食うか?一撃ルールとかでよ」
「三人でやるの? まあいいけど……」
「ふむ、乱戦か。たまにはいいだろう」
両名の了承を得られたところで、アキラは先ほどの全力疾走の影響がまだ残っているのか、少々気だるげに立ち上がると、足を地面に擦って歩き始めた。アキラが歩いた後の地面は、砂が掻き分けられて跡が残り、線が引かれていった。
線の初めと終わりが引っ付き、円が出来上がった。コンパスも無ければなんらかの計測をしたわけではないので、当然ながら歪んだ円ではあるが、ともかく円が完成した。
「おっし、こんなもんか。多分三人でやっても大丈夫なくらいの大きさだとは思うぜ」
アキラが作った円は、行動可能範囲を示している。今回の戦いに、場外負けのルールを加える為のものだ。
「それじゃあ、ルールを確認するぞ。敗北条件は二つ。一、何かしらの攻撃を食らう。二、場外に出る。そんで、一番最初にこのどっちかを満たしたやつが、例のブツを食う。地雷的な設置物を事前に仕込むのは無しな。他なんかあるか?」
「特には無いよ」
「同じく」
ルールが確定したところで、フォセカはベンチの上に例のカップ麺を置き、円の中に入る。エレバスもそれに続き、三人は円の端付近でほぼ等間隔に離れた。
三人が中央を向き、構えを取る。直後にアキラが手を叩くのが開始の合図となり、流れる空気が一気に変わる。それぞれが他の二人の行動に注意を向け、隙を晒したところを叩き、自らは隙を晒すまいとする。結果、全員が一歩たりとも動かず、灯りに集る羽虫の音が鮮明に聞こえるほどに静まり返った。
十数分が経過しても、膠着状態は続いた。誰かが一歩詰めれば一歩離れるような状況だ。しかし誰一人痺れを切らす者は居ない。どうしても激辛麺を啜りたくないのか、あるいは状況はともかく勝負には真剣だからなのか……
一向に状況が変化せずに三十分が経過した頃、アキラに動きがあった。
「ちょい、ちょいタンマ! ちょっといいか? 一旦中止!」
両手を挙げて円の中央に向かい一時停止を宣言した後、手招きをして二人を集めた。
「あのさ……さすがにこんな調子じゃ夜、明けちまうからさ、じゃんけんにしねえか? そんで一人抜けて、残った二人でやりあうってことで」
「まあ、確かに埒が明かないもんね……」
エレバスのみが少々不服そうな顔をしているが、ここは多数決でじゃんけんが採用されることになった。
「後出しは負けだぜ? せーの、じゃんけん……」
「「「ポン!」」」
アキラの音頭で一斉に手を出した。各々の手は、アキラ、エレバスがグー、フォセカがパー。よって、フォセカが抜け、アキラとエレバスの二人で激辛カップ麺をどちらが食すかを決めることになる。
「ふぅー……やったー!」
「やったー! じゃねえんだよフォセカてめえコラ! 本当だったら買って来たお前が勝手に食えっつう話なんだぞ!」
アキラは両手を挙げて喜ぶフォセカの首を左手で挟むようにして拘束し、頭にじゃんけんで出したグーの握り拳をぐりぐりとねじ込む。
「痛だだだだ!」
アキラの攻撃に耐えかねてバタバタと暴れだすフォセカ。両手足を必死に動かして逃れようとするが、体勢で優位を取られているためか、単純な腕力そのものはフォセカの方が強いにも拘らず抜け出せない。
しばらく二人の攻防は続いたが、エレバスが待ちぼうけを食らっていることにふと気がついたアキラは、フォセカを開放した。
「ったく! とりあえずこの辺にしといてやるよ」
「いったぁ~……」
フォセカはくしゃくしゃに崩れた髪を手で梳かして整えつつ、拳をねじ込まれた箇所をさすって痛みを紛らわせるのだった。
場外での小競合い、もとい事の発端であるフォセカへの制裁が完了したところで、アキラは再び円の中に入り、エレバスと相対する。エレバスは目を閉じ、深く呼吸をして意識を集中させ、アキラは手首足首の力を抜いて軽く振ったり、首や肩を回して準備運動をしている。
「準備はいいか? 俺はいつでもいいぜ」
「ふぅー……氷装展開!」
エレバスが叫ぶと、彼女の身体を薄い水の膜が覆った。そして次の瞬間、彼女の全身に霜が降り、髪は凍りつき、腕の手甲は頑強な氷の腕甲へと姿を変えた。目を閉じたまま構える彼女の口からは白い吐息が漏れ、辺りに冷気が漂っている。
「参る……!」
水を操る能力を持つエレバスの、対単体近距離戦闘形態。先程は敵が複数居たために見せなかったが、今はアキラ一人。故にこの姿に変化したのだ。
「いやちょっと待てお前ガチのやつじゃねえかそれ! 嫌か! そんなに激辛が嫌か!」
「嫌に決まっているだろう。誰が好き好んであのような劇物を口に含むものか」
エレバスはそう言うが、実際に好む人間がいるから商品として成り立つのである。
それはさておき、口喧嘩もほどほどに戦いが始まった。
まず先手を取ったのはエレバスだった。姿勢を低くして、猛スピードでアキラに突撃する。エレバスの主な攻撃手段は、直接的な打撃。一撃でも当てれば勝ちというルールのこともあり、早々に懐に飛び込んでしまおうという算段だ。
「今回は横槍を気にする必要が無い。ならば、速攻で方を付ける!」
「じゃあ近付けさせるわけにはいかねえな!」
アキラは腕に赤黒のオーラを纏い、それを長く伸ばして鞭へと変化させた。
鞭による攻撃は軌道が不規則で読みにくい。こちらも一撃でも当てれば勝利という条件を活かすということだろう。
エレバスは、三人の中では最強と言って差し支えない。その理由はオーバースペックの強弱ではなく、彼女に武の心得があることが大きい。敵の動きを見切り、最小限の動きで躱し、致命打を叩き込む。被弾率の低さが強さに繋がっている。それに対するアキラの対策が、回避困難な鞭の攻撃だった。
しかし、そう上手くはいかない。エレバスは鞭の風切り音を聞くと、瞬時に氷の防壁を展開し、鞭を弾く。鞭の攻撃では防壁を貫通して本体にダメージを与えることはできない。二度、三度と鞭を振るうが、その全てが弾かれる。多少進行速度は落ちるものの、エレバスは着実に距離を詰めて、アキラの喉元に迫ってくる。
アキラのオーラは、汎用性こそ高いが、攻撃力自体はあまり高くはなく、エレバスの防御を正面から破るほどの威力は無い。もしそれが可能だとしたら、超至近距離での一撃となる。だがしかし、その距離はエレバスの得意距離、独壇場と言っても過言ではない。この戦いはアキラにとって、かなり不利な状況と言えるだろう。
近距離まで接近されてしまえば、鞭など何の役にも立たない。アキラはオーラの鞭を引っ込め、爪に変化させて近距離戦を挑む。
両の爪がエレバスに迫る。しかしエレバスはこれを次々と往なす。決して緩慢な動きではないが、それでも彼女には容易く捌けてしまう。詰め寄られた時点でアキラの負けのようなものだった。
だがエレバスはまだ攻撃をしないでいた。ここまでいくらでも攻撃できた場面はあったにも拘らずである。
「なんだ? なんで攻撃してこないんだ? もう五回は勝負あり! って感じだと思ったが」
「ふっ……白々しい。何か隠しているのだろう? 一発逆転の秘密兵器と言ったところか。その気を読めば容易に想像が付く」
「はて何のことやら。でもお前がチャンスを逃してる間に、本当に思い付くかもなあ」
エレバスの言う『気』というのは、平たく言えば気配とエネルギーのこと。何がどこへ向かっているのか、誰が何をしているのか、微弱なエネルギーの流れを敏感に読み取る武人の感とでもいうものを、探知能力の域に昇華させたものだ。エネルギーの塊とも言うべきアキラのオーラの動きなど、手に取るようにわかる。アキラにとってこれはかなり不利に働く要素だ。
「恐らく、お前の狙いは反射だろう。打撃に合わせた反射で、場外まで飛ばそうとしているのだろうが、誘いがわかりやす過ぎるぞ。」
「ちっ、ご名答。その様子じゃ、反射用のパワーを残して攻撃してたのもバレてたか」
「ああ。今こうして会話している間に、足元にオーラを忍ばせているのもだ」
直後、エレバスの足元から、オーラの棘が出現するが、エレバスは既に跳躍しており、これを回避。空中からアキラに襲いかかる。
彼が一度に攻撃に使えるオーラの総量には限度がある。今はその大部分を棘に使ってしまったため、ほとんど素手でエレバスを迎え撃たねばならないが、この状況における両者の力関係は言わずもがな。空中からの踵落としにより、アキラの防御はあっけなく貫かれた。
二重の意味で頭を抱えるアキラと、胸を撫で下ろすエレバスに小走りで駆け寄るフォセカ。手にはもちろん、件のカップ麺が握られていた。
「はい、じゃあこれ」
「じゃあこれ、じゃねえんだよチクショウが……」
妙に嬉しそうなフォセカの顔からは、恐らく起こるであろう惨状への期待が込められているのが読み取れる。人間、なんだかんだで他人に降りかかる程々の不幸というのは、見ていて愉快に感じるものである。
食べる人間が決まったところで、もう一つ問題があった。そう、カップ麺を食べるには、お湯が必要になる。
「エレバス、お前氷出せるんならお湯も出せたりしないか?」
「出来ないことはないが……飲用水として適している保証は無いぞ?」
「コンビニで貰ってくればいいんじゃない? すぐ近くにあるし」
コンビニエンスストアでは、即席麺の類を弁当等と同じように、買ったその場で食べられるようにお湯の提供をしている店舗もある。しかし、それはあくまでその店舗で購入したものを食べるためのサービスであり、カップ麺片手に入店して、すみません、お湯ください。などとのたまうのは、珍客としか言いようがない。とは言え、これといって他に選択肢も無いので、アキラは渋々コンビニへと足を運ぶのだった。
「はあ、二重で罰ゲームだぜこれじゃ……」
コンビニエンスストア。それは昼夜を問わず多くの人々がひっきりなしに利用する便利が店の形をした存在。とは言え、日を跨ぐ頃にもなると、昼に比べれば流石に客も少なく、店員も少数の配置となる。
「ふあぁ……暇で金貰えるのも良いんだか悪いんだか……」
客が少なければ当然店員の暇も増え、あくびとぼやきも増える。
そんな店員に喝を入れるように、入店の音楽が流れる。店員はいらっしゃいませ、とお決まりの文句を言い、暇つぶしがてら客の身なりを監察する。すると、何か妙な点があった。右手に携えたカップ麺である。
「すみませーん、お湯ください」
そう言うアキラの渋い顔と、手に持ったカップ麺の色合いを見て、店員は彼に何があったのかを悟った。
「あーっとですね、構いませんが、お湯のみの提供はしていないんです。店の決まりでして。何かご購入していただければ……」
半笑いになりながら説明する店員。アキラは早々にこの場を立ち去りたくなった。
何か買わなければ、原則お湯の提供はできないとの説明を受け、店内を物色するアキラに対して、店員はさらに続けた。
「そうですねぇ、アイスクリームなどいかがでしょう? やはり辛いものの後には冷たいものがおすすめですよぉ」
「お気遣いどうも……」
アキラは店員が噴き出しそうになっているのに気がついてはいたが、文句を言うよりこの場から逃れたいという気持ちが勝り、お茶を手に取って早々にレジに向かう。
会計を済ませ、設置してあるポットからお湯をカップ麺に注ぐと、その時点で鼻を突く強烈な唐辛子の匂いが立ち上り、アキラの顔は入店時より更に歪む。
「マジかよこれ……」
一方店員の顔は更に緩む。
「お大事に……じゃない、ありがとうございましたー」
店員は彼の後をつけて、行く末を見てみたいという衝動を抑えながら、再び業務に戻るのであった。
熱湯を注いで高温になっているからか、アキラは持つ手を時々入れ換えながら公園へと戻った。到着した頃には、ちょうど麺が出来上がって食べ頃になっていた。
ベンチに座り、ビニールの袋から割り箸とお茶を取り出す。
「よし、開けるぞ。」
熱湯のせいか、歩いたせいか、あるいは緊張のせいか。アキラの額には汗が滲んでいた。
「うわあ、もう既に食べ物らしからぬ匂い……」
「保存食ならばまだわからなくもないが、嗜好品としてはかなり酔狂な代物だな……」
フォセカ、エレバスらは、戦いに勝てて本当に良かったと思うのだった。
しかしアキラはそうは言ってられない。なにしろ食す本人なのだから。お湯を注いだだけのカップ麺は、スープの成分が底に溜まっている。なので、最初に軽く箸で上下を混ぜる。すると底から真っ赤なものが沸き上がっり、あっという間にスープは満遍なく紅蓮に染まった。
「冗談みてえな色してんな……まあいいや、いただきます。」
麺を一掴みしてスープの中から持ち上げると、驚愕の事実が。
「なんか……赤いぞ……」
麺が赤い。真っ赤なスープを潜ったからではなく、麺そのものが赤いのだ。
「バカじゃねえの……」
ここまでくるといっそ笑えてくるのか、アキラは悪態をつきながら肩を震わせていた。
腹を括ったのか、アキラは箸で掴んだ麺を口に運び、一気に啜るった。がしかし。
「ブッ、ゴフッ……!」
むせる。
「そりゃそうなるよ……」
一旦口に入っている分の麺を噛み切り、感想を言うべく味わう。
最初の数秒はむせた以外平然としていたアキラだったが、みるみる汗が吹き出し、滝のように流れ始めた。
「やべえこれ……マジか! 俺結構辛いのイケる方だけど辛いわこれ! てかなんか……痛え!」
即座にお茶を開封して流し込む。やはり店員の言うように、アイスクリームを購入しておくべきだったかと、若干の後悔の念が生まれる。
「ねえ、スープの方はどうなの?」
「フォセカお前、ちょっと楽しくなってきてるだろ……分かったよ、スープだろスープ!」
フォセカに促されるままにスープを口に含む。それを飲み込むと、数秒遅れて更に汗が吹き出る。アキラは目から涙をこぼして咳き込み、顔を真っ赤にしてフォセカを睨んだ。
「ど、どうなの……?」
「えっとな、ゲホッ……一言で言うと、口内炎あるときに飲んだら死ぬって感じ」
「大多数の人間はそのようなことはしないと思うが……」
「喩えだよ!」
その後、しばしばむせながら、咳き込みながら、食べ進め、麺を平らげた頃には、アキラはすっかり汗だくになっていた。
「まだスープが残ってるよ。ほら、ちょっと良いとこ見てみたい! だっけ?」
「お前マジで覚えとけよ……次は絶対フォセカに食わせてやる」
「恒例行事にはしないでもらいたいな……」
ハンカチで汗を拭い、残ったスープを見つめて息を整える。残りが少ないので、やろうと思えば一気飲みも不可能ではない。
「こんな古典的な罰ゲームみたいな代物のくせに、味自体はそれなりにうまいのがちょっと腹立つんだよな……」
そんなことをぼやきながら、カップを傾けて、残ったスープを全て口に入れる。流石に口が慣れてしまったらしく、もう騒ぐこともなかった……かに思われた。
「ゴフッ! んん! やべっ鼻に……ああああああああああ!! いってええええええええ!!!!」
最後の最後でむせてしまい、あろうことか激辛スープが鼻の中に逆流してしまい、激痛がアキラを襲った。
「あっはははははは! なにしてんのアキラ! ははははは!」
フォセカはツボに入ったらしく、数分にわたって腹を抱えて笑い転げ、そんな二人を冷めきった目で見るエレバスだった。
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