第4話「大型ビームライフル」

「アディさん今日の打ち合わせはMIP社の技術者の方と行うんですよね?」

「そうだよ、ビームライフルを特注することになったからね。」

「お、着いた…

やぁ皆今日もよろしく頼むよ。」

「おう、来たかアディ予定ではあと10分後に通信が来る手筈になってる。」

「進み具合はどうだい?」

「クエルが熱中して設計してるよ。

予定通りロールアウトまで漕ぎ着けそうだな。」

「ああ、早くシャア少佐の元に届けなければ…」

「…お、もうそろそろだな。」

「ラウ君、ゲルググに関しては君が1番知ってるんだ、詳しいところは頼んだよ。」


「はい。了解しました。」


「通信入ります。」


………

「あーあー、聞こえているな?」

「聞こえているよ。こちらジオニック社「S型機開発計画」のアーディマス・ビリー。」

「MIP社のビーム兵器開発機関に所属、

レイノア・ダリルだ。確認だが…あなた方はオーダーメイドでビームライフルを作りたいのだね?」


「はい。」


「了解した。今日聞きたいのはそれの具体的なコンセプトだ。」


「ああ、要求する性能だが…戦艦やガンダムを一撃で破壊し、運用不可能にする威力と、白兵戦の可能な大きさだね。」


「…戦艦とガンダムを一撃…

大型化はやむを得ませんね…

近~中距離戦でも扱える大きさにか…

ゲルググのビームライフルを

アサルトライフルと考えると

バトルライフル程度の大きさが

白兵戦だと限界だろうな…努力しよう。」


「しかし、出力はどの程度なんだ?」


「ラウ君出番だよっ。」


「はい…。1490Kwです。」


「それだけあれば充分だな。

このビームライフルは大分出力を使うが

戦闘継続時間は大丈夫なのかな?」


「それならプロペラントタンクを

積ませよう。接続ノズルは後付け出来る。」


「そうだね、それで行こう。」


「そういえば、ジオニック社ではジオングの

開発も進められている筈だが…

何故他の機体の開発を?」


「あの機体でこガンダム撃墜は

難しいだろうからね。まずもってあれは対艦戦闘や、敵MS部隊の一掃に特化して作られた機体だ。至近距離に来られたら対応出来ないしね。」


「確かにそうかもしれんな…。

ビームライフルはそうだな、2週間も有れば

届けられるだろうな。」


「了解した、期待しているよ。」


「ああ 、それでは失礼する。」

…………










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