第12話 不思議な母親

「けれどさぁ、この子誰が育てるの?」


そう切り出したのは寧。今はえりの腕の上で寝ているが、えりはまだ未成人である。

さすがに任せる訳にはいかない。


「まあ、俺が育てておけば大丈夫なんじゃないか?」


そういったのは麻であったが速攻でやめといたほうがいいとフレスに言われた。


「まあ、子供には懐かれないからな」


そう言って残念そうにタバコに火をつけた。


「そういえばさ、明月は子供好きだよね」


司がそういった瞬間、明月は間髪入れず


「別に?」


という。しかし、


「ほら、そう言って目そらすー。この前も近所の子供とじゃれあってたじゃん!」


と言われた途端、「はっおま、バカ!」と言って司のお口を塞いだ。


「…とりあえず、一番適任なのは寧さんだと思いますよ?」


そう言って場の空気をかっさらったのは黒江ふみ。

寧さんがなにか言うと思ったが、案外にも普通に


「それでいいんじゃない?」


といったので当面のモスカの面倒は寧さんが見ることになりそうだ。


「よし、モスカのことは俺と寧先生とフレスでどうにかするから寝ろ!」


麻がそう言うと、面々は各々各自の部屋に戻っていった。

こんなに色々あると、すっごく大変だね。

寧さんはちゃんと面倒見れるかな?


そう思った途端、泣声が響いた。

そうだよね…


____________

《おまけ》

作者が世界観を理解できてない話。

いっつも作るときには表現とかはあまりこだわらずに書いているのですが、一応視点は夏樹みかん視点でやっているつもりです。

たま~に別の人物になりますけど。

しかし、おそらくこれからキャラ同士の絡みが更に増えると思うので、視点がかなり入れ替わります。

なので、これちょっとキャラと違うよ?と思いましたらツイッターリプお願いします!


それでは次回のお話で!

ばいばい!


夏樹みかん

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