第5話


…タイムスリップと言うやつか。


いやぁ、本当にあったんだなぁー、はっはっは。

ファンタジーな世界だぜ。



え、どうすりゃいいの?

とりまこの二人に言ってみますか。






「あの、」


伊作「どっか痛い?」


留三郎「どうした?」


「痛くは無いですが、

信じてもらえないと思うんですけど、私、約650年後の未来から来ました。」


留伊 「…ぶっ。」


留三郎「そんな訳ないだろう!」


伊作「やっぱりどこか悪いんじゃ…笑」





くっそ腹立つ何こいつら。


失礼な!信じてもらうには…





「私の荷物、どこですか?」


伊作「あ、ここだよ。」





未来のもの…

…歴史の教科書だ。





「これ、未来の歴史の教科書です。

室町時代、安土桃山時代、…など時代が変わっていくんです。それに連れ、欧米化も進んできてですね…」


留三郎「確かにこれは…」


伊作「本当なの?」


「本当です。着物の着方も分かりません。」


留三郎「どうする伊作。」


伊作「とりあえず先生方と上級生に報告だ。

君はここで寝ていてね。」


「はい。」








信じてもらえたけど疲れた。

頭痛いし。本当に寝ちゃおう。




室町時代か。

よくわからないところに来てしまったな。


タイムスリップしたのにこんなに冷静ってすごくない?


自分を…褒めて…あげ、た、い…


ZZZZ…

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