第3話


「どうしたんだい?君。」





なんだこいつ。


変な格好してる。

それに何か背負ってるし。






「こんな所で寝てちゃダメじゃない。」


「…すみません。」






何か言われた。


それもそうか、地面に寝ている時点で頭おかしいよな。


にしてもなんでこの人ポニーテールなの?


男?女?

今のところ口調がどっちか分からないんだけど。






「どうしたんだ、伊作。」





増えたし。


いさく?名前?何か新しいな。






「ってなんだ!こいつ。」


「さぁ?

いつまで寝てるの?起きなよ〜。」






あれこの人、まげついてる。


え、何これ。なんかの撮影?






「おいお前、黙ってちゃわからんだろ。

南蛮衣装を着ているから庶民ではないと見た。


…何者だ?」





「なんばんいしょう?」





何それ。


それより、





「…全身打ったので起きれないです。

手を貸してください。」


「えぇぇえ?!

何でそれを言わないの!」


「おい、伊作。まさか、」


「留三郎、学園まで連れていくよ。

手当だ!」


「はぁ…、またかよ…、」






とめさぶろう?


昔っぽい名前だ。






バサッ





え、







伊作「僕の名前は善法寺伊作。」


留三郎「そして俺は食満留三郎。

少し目を閉じていてくれよ…っと!」



「ちょ、え、」



伊作「君の荷物は僕が運ぶよ。」





目の前のつり目2人組は服を脱ぐと忍者になって私を抱き上げ






「ぁぁぁぁああ…!」








山へ連行した。


あ、大きい声出た。

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