第2話


……


…………




全身に痛みを感じる。


体を動かそうとしてもまず立ち上がれないのだ。

意識はあるのに。


ってか



「…こ、こど、こ。」





私が落ちたであろう階段の踊り場ではなく、恐らくここはどっかの家の裏庭。



あ、声は出る。


でも大声は出ないっぽいや。






「…だ、だれか、」




こんな声じゃ誰も拾ってくれはないだろうけど。


暇だから考えてみよう。


階段から落ちたのになんで外に?

あ、もしかしてあの子達が証拠隠滅のために私を外へ出したとか。

いや、せめて学校の敷地内でやってくれないかな。


人様の家じゃ迷惑かけるの





「どうしたんだい?君。」







……に。

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