いつか笑って言えるように

@otyazuketabemasuka

第1話



何をしても反応がない私に皆は興味を持つ。



「どこまでしたら反応あるのかな。笑」


「試してみよーぜ。」





゛試す。゛


そう偽って今日も皆は私をからかう。



今朝登校したら机の中におもちゃのゴキブリが入っていた。


やれやれ、中学生にもなってこんな事するのか。

お子様な奴ら。




私はため息をついておもちゃを捨てた。






そんな日が毎日続く。

ネタが尽きないのかな。笑



学校が終わり、部活に入っていない私はさっさと帰る。


じゃないと皆に捕まっちゃうからね。



でも今日は運が悪かった。





「佐古さーん!笑

一緒に帰ろー!」




…ニヤニヤしやがって。

めんどくさいなぁ。




「今日は塾があるかr…(((ドンッ)


…えっ。」




ちょっと待って。


階段付近で突進してくるのは








「きゃぁぁあ!」


「誰かが階段から落ちたぞ!」


「佐古さん!佐古さん!」













まずいって。

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