恐がりすぎて、臆病すぎて、ナキムシすぎる。でもそれがたまらなく愛らしくって、可愛がりたくなってしまう。そんなアイリーンもといリリは、小さくて脆そうな白いたぬきちゃん。優しく差し伸べられた手にすらなかなか信じることができず、恐々と窺うような視線がまた切なくて印象的でした。寄り添おうにも爪を立てられ泣きじゃくられて……それでもそっと微笑むリーバくんの献身さがあるから、二人はこれからも優しく隣に並んで前へ進めるよね!可愛い二人の小さなはじめての物語──まさにそう、ゼロ・ラウンド。