第14話目
その後、俺は女神が願いを叶えてくれたことを感じ実湖がいた場所見たが、もうその姿はどこにもなかった。
自分の能力が使えなくなっていることを確認し、森の小屋へ戻った。
小屋の中の簡素な机の上に手紙があった。
行く前はなかった気がする手紙を見てみると差出人はなんと実湖になっていた。
慌てて封を破り内容を読み進めて行くと、実湖はもともと俺の父親の知り合い出あったこと、クローンの寿命は短くもうすぐ死んでしまう運命だったのだから私が消えても気にするなということ、最後に必ず生きろ、ということが書いてあった。
最後まで助けられてしまったことを思い出し、後から後から涙が溢れてくる。
俺のクローンだった実湖、いつも助けてくれた実湖、俺は、実湖が好気になっていた。
俺は、生きるよ、実湖。
助けてくれて、ありがとう。
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