芸術療法の種類
『芸術療法の種類について』
一『絵画療法』
別名『自由画法』とも呼ばれており、クライエントに好きな作品を作ってもらう。その絵の色遣いや雰囲気などを臨床心理士が読み取り、相手の内面をしっかりと理解する。
一言に絵画療法と言ってもその技法にはいくつか種類があるため、下記へ別途紹介する。
Ⅰ『スクリブル法』
クライエントに画用紙へサインペンでなぐり描きをしてもらい、その色遣いや線の太さなどを総合的に判断して、相手の内面を追及する。作業終えた後に、“どんな景色や光景が浮かぶ?”と質問することが大切。
Ⅱ『動的家族画法』
家族の何気ない日常をクライエントに思い浮かべてもらい、その光景を画用紙へ描き込んでもらう技法。この技法によって、相手の家庭内環境の関係や問題などを読みとることが出来る。
Ⅲ『コラージュ療法』
雑誌や広告などの切り抜きを使用し、画用紙に糊付けしてもらう技法。そして制作後にクライエントに語ってもらうことで、相手の内面や感受性などを知ることが出来る。
Ⅳ『造形療法』
粘土や陶芸などを用いて、クライエントに簡単な物作りをしてもらう技法。一つの策遺品を仕上げることによって、カタルシス効果や新たな内面の発見などが得られる。
二『音楽療法』
自分の好きな音楽を聴く・演奏することによって、心を安定させることが出来る技法。特に森や木々などのせせらぎ・クラシック音楽などを聴くとより高い効果が得られる。特に病院や介護施設などの医療機関で、注目されている治療法の一つ。
その一方でロックや曲調が激しい音楽などの場合には、得られる効果も半減してしまう。
三『ダンス療法』
体を動かすことによる身体表現に着目した技法の一つで、『音楽療法』と同じ効果が得られる。運動が好きな人に対して行うと、非常に高い治療効果が得られる。『ダンスセラピー』とも呼ばれ、体を動かすことが好きな人に最適な治療法。
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