五章 幸せの場所
五章 補足説明一覧
五章
『登場人物一覧』
アレクサンダー・バーナード……ベナロヤホールの支配人。四五歳。マーガレットが所属するベナロヤ劇団の責任者であるが、演技指導などは別のスタッフが行っている。アメリカ国内はもちろんのこと、日本やフランスなどでコネを持っている。そのためアメリカ国外で舞台を行うこともあり、マーガレットたち劇団員からの評判も良い。愛称はアレックス。
なお第一幕では『登場人物一覧』における名前紹介のみで、本編には登場しない。
『用語補足説明』
ベナロヤ劇団……マーガレット・ローズが所属する劇団の名称。ワシントン州シアトルにあるベナロヤホールが本拠地で、アメリカ国内でも人気の劇団の一つ。ベナロヤホールの支配人 アレクサンダー・バーナードが責任者で、その知名度は年々上昇中。
なおベナロヤ劇団は本作に登場する架空の劇団なので、本場アメリカでは実在しない。
ボルトバス……アメリカ国内で運行している、快適・速い・格安の三拍子がそろった路上バス。車内には無線LANやコンセントなども設置されており、バスとは思えないほど過ごしやすい。
オール・オア・ナッシング思考……心理学用語の一つ。成功・失敗のみという固定概念を持つ考え方。その考え方や選択肢がないことが特徴で、症状が悪化すると脅迫概念と呼ばれる強い
本作ではトーマスの訃報を香澄たちから聞かされたことにより、エリノアの心が少しずつ『オール・オア・ナッシング思考』へ変化する過程が描かれている。
『場所説明』
ベナロヤホール……ワシントン州シアトルで最大規模の芸能ホール。コンサートをはじめ、舞台やミュージカルなども主催される。
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