第9話 2019年最初のエッセイ

 もう二月ですが。


 カクヨムコン4に自作『退かずのアリス』で参加するにあたり、10万字? ヨユーヨユーとか思っていたらいつの間にかせわしなく時間が過ぎてしまい、締め切り直前でわたわたと規定に達しましたあきらです。ご無沙汰しております。


 そんなこんなで退かアリ以外の更新は遅々として進まず、ようやくこのエッセイを書いてみようと言う衝動に駆られました今夜です。


 さておき。


 忘れぬうちに書いていこうと思ったのが、短編を書いて、と言う話。

 今更ではありますが、私は去年の7月に小説(と思いたい何か)を書き始め、カクヨムに登録したのが8月中旬。そこから様々な方に刺激をいただき、様々なアイデアをいただき、短編を三つ書きました。


・カオスのほとりを行き来してみよう(11月15日公開)

・冬と宙と古い駅(11月17日公開)

・漠北哀歌(11月21日公開)


 公開日を足してみましたが、いやぁ、一週間の間によくやりました……勢い、そして衝動とは恐ろしいものです。


 最初から三つと決めた訳では無かったのですが、書くにあたって目指したいと思ったのが「同じ人が書いたと思われない」と言うのが理想だなー、などとぼんやりと考えておりました。せっかく違う物語を書くのだから、文体も内容も、違う方向にチャレンジしてみたいなと言う感じで。


 そもそも、書いて間もない私は何をやったってチャレンジなのです。やった事が無いのだから、歩けばチャレンジ或いはジャンプ。

 そうして実際に書いてみて、やっぱり面白かったです。んで、とても良い勉強、と言うよりも体験を得た様に思います。


 カオスな短編の方は、とにかく『やり過ぎること』を目標にぶん回しました。

 冬の短編は、とにかく綺麗な世界を描いてみたいなと思いました。

 李陵の短編は、中島敦氏をほんの少しでも追いかけてみたいと思いました。鼻血出るかと思いました。出てたかも知れません。多分、出てた。


 そうやって、いざ『退かアリ』に戻って更新しようと思うと、もう文章が変わってむしろ書きにくくなってしまい、とは言え私には文体と呼べるものも無いハズで、もう書くようにしか書けないよなと続きを書き始めたのですが、今になってやっと、こうやって書けば良いのかも知れないと、何か自分なりの書き方の様なものが、朧気ながらも見えて来たような気がしてきました。


 気がするだけ、という自覚もありますが。


 とにもかくにも、私には『経験』と呼べるものが一切ないので、何をやったって初めてなのです。軍事的な知識も無ければ、魔術に関する知識も無い。だからこそ、好奇心と向上心だけを羅針盤に、どこに行くかもわからぬ歩みをあばば、あばばと言いながら足掻くのが楽しいのだなと思う今日この頃です。


 開き直り、と言えるのかも知れません。もう飼い主の前で腹部を前面に曝け出す柴犬の如く、隠すものも使うものも一切御座候わず!! みたいな。


 うん。何を言いたいのか自分でもよく分かりませんが、きっと一年後位に見返して、なに言ってるんだこいつと自分でも思う、いわゆる所の黒歴史ノートがこのエッセイで御座います。誰が為に鐘は鳴る。況や素人のエッセイをや。


 そんなこんなで、今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


 ……もう二月ですが。

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