第7話 思考のスクショ

 久々の投稿です。ご無沙汰しております、少し名前の変わった政宗あきらです。


 先日、『もし高校野球の女子マネージャー(魔法少女)がウィル・ジェイムズの野球抄を読んだら』を公開しました。


 まずはお読みいただいた皆様にこの場を借りてお礼を。ありがとうございました。

 なんだこれイミフ。と思われた方もおられるかと存じます。本当に済みませんでした。


 『もしウィル』はある方々(機密事項)に刺激を受けてテンションが上がってしまい、そして以前からあったアイデアが急激に私の脳内で肉付けされ、とにかく一話完結の短編を勢いままに書こう! とほぼ一晩で突っ走りました。楽しかったです。


 時折あるのですが、唐突にアイデアが固まってくると書かずにはおれない衝動に駆られます。あの時は書いているのか、或いは書かされているのかよく分からなくなります。


 さておき。


 短編として書き上げたところ、想像していた以上に反響をいただきました。私としては誰得、いやまさに私得だけを考えて勢いで書いた短編です。いただいた反響が喜しいと共に、驚いたのも正直なところでした。


 あれ? 案外イケるんじゃね? みたいな。何がイケるのか分かりませんが。


 と言うわけで私の勢いは続き、退かずのアリスを更新する前に色々と試したい事もあったので、実験室として数話を更新しました。これもまた楽しかったです。


 そして現在。

 私の中にまた新たな欲求が生まれて来ました。


 これ、もっとイケるんじゃね? みたいな。


 どこにイケるのかはよく分かりませんが、考えるに魔法少女の活躍を通してセイバーメトリクスの魅力を描こうとする人間など、世界広しと言えど私だけでは無いかと。少なくとも今の時点では。あと、書けるかどうかもおいといて。


 ひょっとすると、この物語はもっともっと面白くなるのではないか。ただ勢いままに話を重ねるのは勿体無いのではないか。構成を蓄え、試行錯誤を重ね、心から納得できるカタチにできれば、それはとても楽しいのではないか、と。


 そしてもう一つ。


 実は以前から、どこかの出版社がそのうち、セイバーメトリクスを題材にしたライトノベルを発行するんだろうなと思っていました。そんな物語があったら是非、購入して読みたいなとも。

 実際にセイバーメトリクス関連書籍は年を経る毎に増加しており、興味を持つ人がどんどん増えているようです。


 しかし勢いで書いた今、私は「頼むからプロは書かないでくれ」と言う思いで一杯です。とても面白い作品で、それが切っ掛けとなり多くの方がセイバーメトリクスに興味を持つ内容であればまだしも。まかり間違ってツマラナイ出来であれば、私はとてもやり切れない思いになる気がします。


 であれば、巧拙はともかくとしてまずは私が書き上げてみたい。私が読みたかった物語を、世界で一番最初に書いてみたい。そう、まるで1977年にジェイムズ氏……いやジェイムズ先生が僅か75部の野球抄を自費出版した様に。


 そんな欲求が生まれてしまい、今後の更新を考えている今日この頃です。


 これは『退かずのアリス』にも当てはまります。今の自分が思う以上に、もっともっと面白く出来るのでは。このまま勢いだけで書き続けるのは勿体無い、と。


 アリスの方はプロットも9割方できあがり、あとは最後の詰めを何とかかんとかともがいております。それがやはり難しくもあり、楽しくもあり。


 もしウィルの方はまだ具体的には何も整理できていません。最近は少し忙しいこともあり、何とか時間を見つけて二つとも進めていければと思います。


 とか言いながらやはり書きたい欲も唐突に降って湧いてくるので、その時はまた勢いに任せて短編を書いたりしたいなと思っています。主にカオスな方向で。


 書き始めた頃はこんな欲求が出るとは想像だにしていませんでした。或いは、カクヨムにおられる先輩方も同じ想いを持たれているのでしょうか。そしてこれから先も書き続けることが出来たなら、また新たな欲求が生まれて来るのでしょうか。テルミー。


 そんなタイトル通りの日記でした。いつか物語カタチを得たい思索のカケラ、水滴、或いは蒸気の様なもの。

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