レイジ4 妄執の果て

 気がつけば、クレマンや他の者はいなくなっていた。

 儀式を成功させること自体が『黒山羊協会』の目的ということなのか。悪魔とは何の接触もせず、彼らは去った。


(……あれは黒山羊と違う意味で、”契約”できるような存在じゃない)


 悪魔の王と呼ばれる存在は未だ何も語らない。だが、高度な知性が備わっていることは感じられた。おそらくは人間を凌ぐどころか、はるかに上回るほどの知性を有しているのだろう。見た目は人そのものであるが、あまりに人間とはかけ離れた存在だった。契約も交渉もできない。ただ一方的に捧げるか、一方的に奪われるかの関係しかありえなかった。


 悪魔に視線を向けられなかったのは幸いだった。もし見つめられていれば、たちまち発狂していただろう。


 未だ悪魔は何の動きを見せない。覚醒してまもなくだからか、それともレイジの理解を超えた範囲で、何らかの活動をしているのかはわからなかった。どのみち、その意図を読み取ることなどできる相手ではない。


 レイジは身動きが取れずに立ち尽くしていた。

 すでに縛るものは何もないにもかかわらず、目の前の存在に対する畏れが身体を強張らせる。


 今すぐに逃げ出したかった。

 とにかくこの場から離れたい。

 あれの視界に入らない場所ならどこでもいい。

 早く、どこか、遠くへ……。


(違う! そうじゃない!)

 心のなかを恐怖が占めるなか、一つだけは異なる感情が沸き立っていた。

 助けなければ、ルナを。

 

 恐怖に囚われ、硬直していた思考と身体が動き始める。

「ルナ!」

 大きな声で名前を叫び、ルナの収められている棺へと駆け出した。


 好都合なことに、悪魔はレイジの動きにまるで関心がないようだった。それならばそれでいい。そのまま見逃してくれ、と心で念じる。


 ルナは棺のなかで眠らされていた。おそらく薬かなにかを使われたのだろう。

「ルナ、目を覚ませ!」レイジは乱暴にルナの肩を揺する。「頼む、起きてくれ!」

「……ん……」ルナは吐息を漏らした。「……レイ、君……?」

「ルナ! ……よかった」

 レイジは強くルナを抱きしめた。


「え、ちょ、え? どうしたの、レイ君?」

「よかった……本当によかった……!」

 レイジは答えず、困惑するルナを抱きしめ続けた。

 今度こそ本当に、ルナを助け出すことができたのだ。

 どっと安堵がこみ上げてくる。


 突然、喜びも安堵も全て消え失せた。


 代わって現れる、焦り、怒り、悲しみ、不安、混乱、恐怖、恐怖、恐怖恐怖恐怖。


 意味がわからず、理解ができない。

 何も起きていないはずのに、何かが起きている。

 ゆっくりと顔を上げた。


 悪魔が、レイジとルナを見つめている。


 視線が、合った。


「うあああああああああああああああああああああああ!」

 レイジは絶叫し、ルナを突き飛ばした。


 あらゆる負の感情が一挙にレイジの身に押し寄せてくる。

 もはや逃げたいとも思わない。

 今すぐに死にたい。この世から消え去りたい。早く死のう。死ななければ。死ねよ。さっさと死ね。死ぬよ。死ね。殺してくれ。ぶっ殺す! いいから死ねよ。死ね!

 死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死。


「レイ君! どうしたのレイ君!」

「――ッ! ハアッ…!」

 耳に届いたルナの声が、瞬間的にレイジの正気を取り戻させた。


 悪魔は未だ視界のなかにいる。その場を動かず、視線をレイジに向けていた。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 拳銃を抜き、躊躇わず銃弾を放った。


 ズドンッ!

 ただ一発の銃声が、周囲に響いた。


「……があああああああああああああああああああああ!」

 レイジは苦悶の叫びをあげながら、地面を転がった。


「レイ君!」

 ルナの叫びがこだまする。


 レイジは地面へと叩きつけられ、衝撃で拳銃が飛ばされていった。


 血液が脇腹から流れ始める。

 苦痛のなか、レイジは自身に起きたことを”解釈”した。


 放たれた銃弾は、レイジを打ち抜いていた。

 


 原理はわからない。このような存在を相手にして、まともな物理法則を適用して考えることが間違っている。


 銃弾を跳ね返したのか、それともレイジの精神を支配して悪魔を撃ったと思い込ませて自身を撃たせていたのか。


 おそらくそのようなレベルの話ではない。


 目の前の悪魔は、そのような小細工をする存在ではないはずだ。

 あるとすれば、より高度な力――事象そのものに干渉し、因果そのものを捻じ曲げてしまうほどの超越的な力が、働いていたのではないか。


 それも、悪魔の無意識下において。

 意図して反撃したならば、レイジに対して追撃を仕掛けてくるはずだ。だが、今や悪魔はレイジのことを見てすらいない。殺す価値もないということなのか。いずれにせよ、反撃は無意識で行われていた。


 もしそうだとすれば、銃だけではない。他のあらゆる攻撃手段が、悪魔には通じる気がしなかった。


(……こんな奴を、どうしろと言うんだ!)

 レイジは地面にこぶしを叩きつけた。


 今は悪魔に攻撃の意思はないようだが、いずれ地上に出ることになれば、それだけで人々は混乱に陥るだろう。

 この地下空間を崩壊させるほどの力を、今度は地上で振るうことになる。

 クレマンの言うように、世界を滅ぼしかねない。


(ルナだけでも、どこかに逃げさせられないか)


 悪魔にとってルナはどのような存在なのか。

 自身に捧げられた供物という認識はあるのかもしれない。

 さきほどレイジに視線が向けられたのは、所有物であるルナに手を触れたからだろう。強引に連れて行こうとすれば、妨害を受ける可能性はある。


 ルナ自身は、棺の横で動けずにいた。レイジ同様、悪魔の重圧に縛られているのかもしれない。


 パキィ……。

 唐突に異音が鳴り、レイジは頭上を見上げた。


 天井に開いた穴の端のコンクリートが、ひび割れ始めている。

 もともと強引に破壊されたものだ。時間の経過により崩壊が進むのは自明だった。


 次の瞬間、巨大なコンクリートのかたまりが、地面へ向けて落下した。


 その真下には、恐怖で身を硬くしたルナがいた。


「ルナ、逃げろ!」

 

 立ち上がろうとするが、腹部の痛みが身体の自由を奪い、レイジは無残に転倒した。

 ルナは突然のことに混乱したのか、呆然とその場に座り込んでいる。

 コンクリートは、レイジの目測どおり、ルナを押しつぶすよう、まっすぐ落下を続けた。


(やめろ、やめてくれ!)

 レイジの叫びが届くはずもない。

 ルナが、潰される。


 瞬間。


 悪魔が、ルナの傍らに立っていた。


 いつの間に移動したのかだとか、どうやって移動したのかなどという問いに意味はない。


 重要なのは悪魔の行動と意図だ。


 気がつけば、コンクリートのかたまりは消失していた。

 何らかの手段により、悪魔が消滅させたのだろう。


 だが、なぜそのようなことをしたのか。

 自身への攻撃にさえ無頓着な悪魔が、なぜ移動してまでコンクリートを消したのか。


(ルナを……守った?)


 どうしてそのようなことをする?

 黒山羊のように、ルナから生命力を得るため?

 単にルナが悪魔の所有物だから?


 思考が、爆発的に加速する。


 とんでもない思い違いをしていたのではないだろうか。


 本当に黒山羊は生命力の供給源としてルナを連れ歩いていたのか。

 人を襲えば済むだけの話なのに、わざわざルナを背負っていく必要があったのか。

 なぜルナは生かされ続けたのか。

 悪魔の本質とは何だ。

 本当に、こいつらは実在しているのか。

 ルナが捧げられた意味とは何だったのか。

 ……。


「あ、ああ……」

 慟哭が洩れ、涙があふれた。

 狂っていた。何もかもが。

 クレマンも『黒山羊協会』の連中も、レイジ自身さえも。


 答えは最初に出ていた。

 黒山羊のような巨大な怪物が、なぜ計画未定区域のTMに感知されなかったのか。

 TMの目を逃れようとする知性も意思も、黒山羊は持ち合わせてはいない。

 それなのに、なぜTMは黒山羊を見逃したのか。


 答えは単純だ。

 黒山羊には、

 言い換えるなら、黒山羊はTMが写すべき肉体を持っていない。


 人間や他の生物にしか、黒山羊は認識できないのだろう。

 ゆえに機械であるTMは黒山羊に何の反応も示さなかった。

 悪魔の王も本質は黒山羊と変わらないはずだ。


 いわば、二つの悪魔は”空想上の存在”なのである。


 だが、両者は実際に物を壊し、人を殺し、現実に影響を与えている。

 これは道理に合わないことだ。

 空想上の存在である悪魔が、現実の物事に干渉するには、二つを繋ぐ接点が必要なはずである。


 それが、ルナなのだ。


 シスターという職務において”神性”を帯びたルナは、皮肉にも悪魔へも近しい存在になったのだろう。あるいは、最初から適正が高かったのかもしれない。

 だからこそ、『黒山羊協会』はルナを儀式に使った。

 いわば、ルナは母体なのだ。

 悪魔たちが、この世界に”再誕”するために必要な。


(ふざけている!)

 たったそれだけの理由で、ルナは理不尽に利用されたのだ。

 ルナには何の落ち度もなく、ただ能力があっただけだというのに。


 怒りがレイジのなかをのたうちまわる。

 これまでの苦しみが、ルナへの思いが、火種となってレイジの身を焦がした。


 同時にそれ以上の思考を、それ以上の解釈を、頭が、心が拒んでいた。

 それでも、事実の積み重ねが、妄執が、レイジに真実を突きつける。


 黒山羊が、悪魔の王が、ルナを手元に置き、保護しようとした理由はなんだ?

 どうして、儀式の後もルナは生かされ続けているんだ?


 それは、悪魔が実在し続けるためには、ルナが必要だからだ。

 ルナを失えば、現実の世界との接点を失う。

 つまり、世界から悪魔の存在が消えるのだ。


 それを阻止するために、悪魔はルナを生かし続けるのだろう。

 いつまでも、おそらくは永遠に。


 それは逆に、ルナこそが悪魔を倒すための弱点であるということを示していた。

 悪魔を消し去るためには、ルナを……。


「ふざけるな! そんなことができるか!」

 誰にでもなく、天に向かってレイジは吼える。

「どうしてこうなるんだ! 悪い奴は他にいくらでもいるだろうが! どうしてこいつなんだ! どうしていつも俺なんだ! ……これ以上、俺から何も奪わないでくれ」

 涙を流しながら、レイジは地面に崩れ落ちた。


 悪魔は多くの人々の命を奪うだろう。

 レイジの住む街だけではなく、世界中の人々の命を。

 今のレイジは警官だ。たとえ警官になった動機が不純なものだったとしても、人々の命を守る義務は果たさなくてはならない。


 だが、そのためにルナの命を奪うことなど、できるはずがなかった。

 なんのために、ボリスは死に、ミカはレイジを行かせたのか。

 すべてレイジにルナを救わせるためだ。

 今さら諦められるはずがない。


 何より、レイジ自身が認められない。

 ルナの不幸を。

 ルナへの理不尽を。

 ルナの死を。


 ずっと願い続けていたのだ。

 どこかでルナが幸せに暮らしていることを。

 レイジの知らない場所でルナが笑っていられるなら、それでよかった。

 探し続けていたのは、ただ諦め切れなかっただけだ。


 もう会えないと思っていた。

 会えたとしても、一緒に生きられないとはわかっていた。

 ただ、それでも。


 ルナには、昔のように笑っていてほしかった。


 現実の選択は無情だ。

 世界か、ルナか。

 どちらかを選ばなければ、全てを失ってしまう。

 たとえ、それがいかに残酷で、自分勝手な選択だったとしても。


 レイジは、ルナを選びたかった。


 ズドンッ!

 世界が静止する。

 音の発生源は、レイジの正面。

 銃声だ。それも、レイジが使用してる拳銃の音。


 顔を上げたくない。見たくない。いやだ!


 だが、確認せずにはいられない。最悪の想像が、脳内を駆け巡る。

 映像がスローモーションで流れていた。


 赤い。赤い。ひたすらに赤い。

 その赤さの正体は知っている。だが、理解したくない。

 鮮血。

 血が噴出している。

 なにから?

 ……。


 脳が、理解を拒絶した。


 嘘だ嘘だ嘘だ!


 これは、悪い妄想なのだ。


 なぜこんなことが起き得る?


 どうしてルナが××されなければならない?

 全てはレイジの頭のなかで作り上げられた妄想に過ぎない。

 論理的根拠も、実証もない。

 それなのに、ルナの×××を絶つ人間が、いったいどこにいるというのだ。

 誰がルナを×××××××××!


「……ああ、ああああああああああああああああああああ!」


 答えはたった一つだった。


 レイジの言動から、その苦悶を読み取った人間がいる。


 そうしなければならない理由も仕組みも、正確には理解していなかっただろう。


 それでも、レイジがそうしなければならないという結論を出したから。


 疑うことも、躊躇うこともなく。

 

 ルナは自分自身に向けて、引き金を引いたのだ。


 いかに拒絶しても、理解はレイジの脳を侵食する。

 事態の把握は、レイジの世界の停止を許さない。


 何もかもが、動きを再開する。


 ルナの身体が地面へと倒れていった。

 手にはレイジの拳銃が握られ、腹部からは大量の血液が流失している。


 同時に、悪魔にも変化があった。

 身体全体が赤く発光していく。召喚された瞬間のような激しい光ではなく、鈍く、ぼんやりとした光だ。


 次に、身体の輪郭が少しずつ黒い煙へと変わっていく。煙は徐々に霧散し、悪魔の身体も失われていった。


 悪魔はルナを見つめている。彼女を救おうとするでも、怒りを見せるでもなく、ただ無機質な目を向けて、消滅を受け入れていた。


 やがて、悪魔は完全に消え去った。


「ルナ……ルナ!」

 地面を蹴り上げ、ルナの元へ駆け寄る。

 出血量が尋常ではない。服の上からでは傷口は見えないが、おそらく臓器もやられているだろう。


 助かるだろうか、と願いに似た疑問が生じる。

 悪魔が消え去ったことが答えだ、と頭のなかで誰かが答えた。


「待ってろルナ! 人を呼んでくるから!」

 最低限の止血を終えて立ち上がろうとした瞬間、ルナの手がレイジの腕を掴んだ。


「レイ君、行かないで……」

「でも、このままじゃお前が!」

「お願いだから……今だけは……このまま、そばにいて……」

 レイジは一度力いっぱい拳を握り締めると、横たわるルナのそばにかがみこんだ。


「ごめんね……レイ君。こんなことに、なっちゃって」

「だから、お前が悪いわけじゃないだろう!」

 ルナはふるふると首を振る。

「違うの……私が、思ったから。レイ君に会いたいって、レイ君と一緒にいたいって……そう思ったから、きっとバチがあたったの」

「どうしてそれで!」レイジは泣き叫ぶ。「そんな願いで、お前にバチが当たらなきゃならないんだよ!?」


「レイ君と、みんなと離ればなれになってから、もう一緒にはいられないんだって、ずっとそう思ってた。私が一緒にいると、みんなに迷惑をかけちゃうから……だから、もう会いたいとは思わないようにしようって、そう決めてたの。だけど……」


 ルナは静かに微笑んだ。


「レイ君が、ずっと私のことを探してくれていたって知って、本当に嬉しかった。一緒にいても迷惑しかかけないのに。そばにいるべきじゃないってわかっていたのに。心の底では、ずっとレイ君のそばに戻るのを夢見てた。きっとこれはその罰。抱いちゃいけない夢を見た、私に与えられた罰なの。だから、レイ君は自分を責めないで」

 

 ルナの手がレイジの頭を撫でる。

 こんなことをされるのは、子どもの頃に泣いて帰った日以来だった。


「お前のことを罰せる奴なんて存在しない。この世界にも、ほかのどこにも!」

 ダダをこねるように、レイジは感情ぶちまけた。


「なにが神様だ。そんな奴、どこにもいないじゃないか! いるなら、なんでお前だけがこんな目に遭うんだ! おかしいだろ! 悪いことなんて、何もしてないじゃないか! もっと悪い奴だって、この世にはいっぱいいるのに、どうして……」


 レイジは泣いていた。

 子どもの頃の、どの時代よりも泣いていた。


「違うよレイ君」なだめるように、ルナは言う。「神様はいるんだよ。だって、

 ――こんな私でも、最期は大好きな人の隣にいられたんだから」


 ルナが笑う。

 レイジの知っている屈託のない笑みだった。


「こふっ……!」

 ルナが咳き込み、血を吐いた。

「ルナ!」


 終わりの刻限は迫っている。

 よもや、ルナは声を出すことすら困難になっていた。

 それでもレイジに何かを伝えようと、必死に口を動かしている。


「ルナ、なんだ? なにを言いたいんだ?」

 耳をルナの口元へ近づける。

「……」

 掠れた声により、最後の願いが伝えられた。


 レイジは一瞬驚いた表情をしたが、すぐにルナに目を合わせ、静かに頷いた。

 ルナはそれを見てニッコリと笑い、目を閉じた。

 苦痛に耐えているとは思えない、穏やかな微笑みだった。


 レイジは流れる涙を袖で拭い去り、ルナへと顔を近づけた。

 二人の顔が近づく。


 やがて、――唇が、重なった。


 この一瞬が永遠になればいいと、レイジは思った。

 願わくば、ルナも同じ気持ちであれば、とても嬉しい、とも。


 永遠のような一瞬が終わったとき、レイジは自然とそれを受け入れられた。

 それだけの力を、ルナが与えてくれた。


 レイジは、ゆっくりと唇を離し、ルナを眺めた。


 ルナは安らかな顔をしている。

 苦痛は続いていたはずなのに、それを堪えていた様子など露も見せず、満ち足りた顔をして死んでいた。


 せめてもの救い、という慰めの言葉を、レイジは唾と共に吐き捨てた。


 もう、行かなければならない。


 レイジは歩き始めた。

 明かり一つない、暗闇へと向かって。

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