キャラ設定3(バータ・プリンゼシン~ライデン・ゲレヒティヒカイ)

バータ・プリンゼシン

プリンゼシン公爵家の家長。リーベの父。絵を書くのも、絵を見るのも、絵を集めるのも好き。とにかく絵が好き。オンケル・ケーニヒクライヒ国王陛下から賜ったゴット・ストゥールの調査の仕事に、日々疲れている。妻はいつか本編に名前と共に出る……はず。多分。


「本当、いつもお疲れ様です」

「いや、仕事だからしょうがないよ。それよりも、ノアさん」

「なんですか?」

「リーベを、誑かしたね?」

「何をどう考えたらそうなった!?」

「最近、リーベからよく君の話を聞くんだよ。そう、よく、ね」

「なんか怖いんですけど!?」

「さぁ、その身をもって……フフッ」

「やば、俺、この人の本性垣間見た気がする……」


✟ ✟ ✟ ✟ ✟


金髪のチャラい男

ネイヒステン王国での舞踏会で、司会を務めていたチャラ男。実は、パレードにもいた。見た目と違い、性格は至って真面目。しかし、その場その場ではとても存在感があるのに、時が経つと、皆の記憶から消える。能力でもなく、故意的でもなく、自然と消える。


「やぁ、ノアくん。パレード以来だね」

「……?えぇっと……?」

「転移者でも記憶に残らないか……。少し期待していたのに……」

「何がどうだか分かりませんが、頑張ってください」

「ありがとう。優しいね君は」

「ところで、なんで金髪なんですか?」

「ん?これはね、目立つと思ったからだよ」

「なんか、その顔も相まって、チャラ男ですね」

「それでも、周りから忘れ去られるんだけどね」


 ちなみに、ネイヒステン王国・ケーニヒクライヒ王国両陛下からは、忘れられないのが、彼の唯一の救い。


✟ ✟ ✟ ✟ ✟


モーガン・フィー

フィー公国公家の第一王女。一部がとても大きい。知性を感じさせる気品溢れた人。寄ってくる男達にうんざりしている。転移者であるノアに隠れながら興味を持っている。


「好意じゃありませんよ?興味、あくまで興味ですからね!」

「分かりました。分かりましたから、そんなにグイグイ来ないでください!」

「あっ、し、失礼しました……」

「そう言えば、何故舞踏会には、あなたのお父様などは来られなかったのですか?」

「えと、公王陛下は、他の政務がございましたので、代わりに私と執事が、先日の舞踏会に出席した次第です」

「あぁ、なるほど」

「逆に何故、あなたがたは出席なさったのですか?」

「いえ、私は護衛で……」

「どなたの?」

「リーベ・プリンゼシン様です」

「あぁ、あの方ですか……。もし、ノア様」

「なんですか?」

「もし、私も護衛を頼んだら、引き受けてくれます?」

「……何をおっしゃっているのですか……?」


実は天然である。


✟ ✟ ✟ ✟ ✟


メイダン・ハスリッチ

ハスリッチ公爵家次女。ノア曰く、ギャル女子高生のような美人。顔つきは反抗的。頭が良く、特に計算力が高い。しかし、色々経験していそうな雰囲気を醸し出しておいて、実はウブな一面も。


「こんな設定、おかしいと思いませんか?ノア様」

「いや、俺のよりマシだと思いますよ?」

「だって、私がウブだって知って、誰が喜ぶんですか?私の羞恥が高まるだけですよ」

「うーん、その感性はよく分かりませんけど……」

「逆に、ノア様はどうなのです?」

「どう、とは?」

「色々、経験者だったり?」

「……何を言い出すんですか?あなたも……」


ウブだが、興味津々である。何が、とは推して知るべし。


✟ ✟ ✟ ✟ ✟


ジェニ・グースト


グースト公爵家長女。メガネで銀髪。もしかすると、ノアの好みの顔。ノアは気づいてはいないが、彼に好意を寄せていないこともない。両親が厳しいことに、最近になって少し神の不平等を感じている。隠れ作家。


「あぁ!なんで隠れ作家なんて書いてあるんですか!?親にも知られていないのに!!」

「いや、そんな事言われても、設定だし、ねぇ」

「なぁ!?それは酷いです!?私への冒涜です!!」

「冒涜の使い方が間違っている気がしないでもないんだが……てか、別にバレてもいいだろう?減るもんじゃないし」

「減りますよ!私の羞恥心ゲージが減りますよ!!」

「まぁまぁ。ほら泣かない泣かない。飴ちゃんあげるから」

「泣いてないです!!でも、飴ちゃんは下さい」


甘党である。


✟ ✟ ✟ ✟ ✟


ライデン・ゲレヒティヒカイ

ゲレヒティヒカイ公爵家長女。美人。ノア曰く、バトルジャンキーの影がある。最近、編み物にハマっている。しかし、手があまり器用ではないので、よく失敗する。


「あまり本編では絡みませんよね、俺達」

「機会がないですものね。それよりもノア様!」

「どうしたんです?急に大きな声出して」

「これどうです?」

「これは……可愛い手袋ですね」

「……ぐすっ」

「え!?何故泣く!?」

「……これ、軍手ですわ」

「ほとんど同じじゃねーか!!」

「私の作ったものを侮辱するなんて……」

「いや、侮辱じゃないし、というか軍手も手袋も同じだろ!?」

「許さないですわ。ここで決着をつけますわよ!」

「なんのだよ!!」

「その因果、ここで潰えるべし!」

「因果の意味分かってんのか!?」


公爵家の人間は、どこかしら病んでいる可能性アリ。

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