第12話
さえずりの雫七山支店、代理支店長の船山は焦っていた。
今週の頭にワケの分からん奴の襲撃があり、なぜか店長が謹慎処分にあって、社員の船山が店長代理という座に落ち着いている。
落ち着いている、とは言っても現場は全く落ち着いてはいない。手が全く回っていないのである。
上のやり口は流石に酷い、と船山は改めて思った。
何者かに襲撃されたのが火曜日の早朝。
早朝呼び出され出勤すると、既に店の周りにはテープが張り巡らされ、店長がその中で事情聴取を受けていた。
「店長! 何があったんですか!」
船山が店長の岩田に声をかけた。
「ああ、船山君か」
と憔悴しきった顔で岩田が振り向いた。どうやら、そうとうこってりと絞られたようだ。
話を聞くと、なんでも夜中に賊が押し入って、機材という機材をバラバラにしたらしい。
そんな馬鹿な、と思い店に入ると、なるほどこれは酷い、という一言に尽きた。
レジは木っ端みじん。テーブル席は12あるうちの4つが完膚なきまでに破壊されている。あざ笑うかのように、真ん中からへし折れているものも見られた。
そして足元を埋め尽くす、大量のビラ……。
もっとも、船山は残念だとか参ったとか、そういう感情はほとんど持たなかった。彼の心中に渦巻く感情は、これでやっと休める――という安堵が大半を占めていた。
笑顔を絶対に作らないように、店の外に出ると、どうやら店長は解放されたようだった。
「店長、今日はお店、流石に無理ですよね」
さりげなさを装いつつも、船山は期待を込めてそう言った。
「そうだな、流石に無理だろうなぁ」
岩田はガックリ来た様子もあるが、心なしかホッとしたトーンでそう答えたように、船山には思えた。
「やっぱりそうですよね。じゃあ僕、予約した方にキャンセルのご連絡差し上げますね」
浮かれる気持ちを若干隠せなかったと思いながらも、店内に向かう。
「やっぱりそうなるよなぁ……、よし、今日は休業だな。やむを得ない」
自分自身に宣言するように岩田はそう言った。
二人で店内に入り、改めて電気をつける。特に電気系統はやられていないようだった。電話をかける前に、ビラを一枚拾ってみた。
「なになに、「裏の業務改善委員会」だって……」
よくよく見てみると、先週壁やらテーブルに貼られた紙面と、ほとんど同じだった。
曰く、長時間労働を是正せよ、サービス残業を辞めさせろ、セクハラを辞めさせろ――。
「セクハラをするのは、本社勤務の奴だ!」船山は憤って言った。「そんなことしてバイトに辞められちゃあ、たまったもんじゃないよ!」
いきり立つ船山に、「まあまあ」と岩田が声をかける。年の功とでも言うのだろうか、こうした状況でも落ち着いている。
「私は床をとりあえず片付けるから、君はお断りの電話でも入れておいてくれ」
岩田の指示に、船山は本来の目的を思い出す。そうだった、お断りのお電話を差し上げないと。
そう思った矢先に、岩田の電話が鳴った。
「はい岩田です……はい、はい、……そうなんですよ。申し訳ありません……」
なぜ岩田さんが謝るんだ、と思ったが自分もそうするだろうなとも思う。所詮は雇われ店長、上の言うことには逆らえないのだと思うと、少し悲しくなった。
床一面に広がったビラを見る。箒とか塵取りで片付けるのは骨だろうな。落ち葉を掃くブロワーなんかを使えば楽に済むかもしれない、とどうでもいいことを想像して笑ってしまう。少し疲れているのかもしれない。
「はい……ええ、今からですか! ……いや、そんなそういう意味では……はい、それでは伺います。店は……通常通り。はい、承知致しました……」
ピっと携帯電話の電源を岩田が切る。船山が血相を変えて詰め寄る。
「岩田さん! まさか店今日もやるんじゃ……」
「そのまさかだよ。本社の人たち、一体何を考えているんだろうかね。しかも私は直ぐに本社に来いと……」
まさか、と船山は思った。この状況で、店を開けるなんて正気の沙汰ではない。しかし一方で、そのまさかを本社は今までやってきたこともまた思い出した。
強引なメニューの拡大、バイトへのさりげなくない時間外労働の強要、もちろん社員は有無を言わさず時間外労働を強いる。他にも例を挙げればキリはない……。
はぁ、と大きなため息をつき船山は続けた。
「仕方ないですね……動けるバイトの子を集めてとりあえず掃除しにかかりますよ。岩田さんも、なるべく早く戻ってきてくださいね」
そう言うのがいっぱいであった。自分より肩を落とす岩田に、無理を言ってもどうしよもないことは分かっていたからだ。
「それじゃあ任せたよ」と力なく言って駅へと向かう岩田に、かけられる声は何もなかった。
船山も、粛々と掃除を始めるより他なかった。まずやるべきなのは、手の空いているバイトを集めることだ。
レジに向かい、今日何度目かわからない盛大な溜息をつきつつ、岩田はバイト名簿を捲った。
そんな話があったのが、もはや遠い昔のようだ。
集められるだけのバイトを集めてなんとか店が復旧できたのが火曜日の午後。そこから店長無しで一日業務を回したと思ったら、深夜に店長から、明日から三俣支店に行ってくれ、との辞令を受けたという衝撃の連絡を受けた。
「いや、参ったよ。こってり絞られてね。優秀なガードマンを雇ったのに、一体なんてザマだと。そんなこと言われても、ね」
「そうですよ。そんなこと店長の責任じゃあないじゃないですか。それに三俣支店って――」
三俣支店。泣く子も黙る三俣支店。
かの一流大学御用達のテニス・コート近くにあり、そのテニス・サークルの想像を絶する店舗の使い方にほとほと困り果てて、バイトも店長も逃げ出すと評判の、あの三俣支店だ。飲み方が汚いだけでなく、店員への煽り方もハンパではないらしい。
なんで出禁にできないかというと、これも本社の意向である。確かに、毎晩のようにお金を落としてくれる彼らを出禁にしては、売上はガタ落ちである。それはわかる。
しかし、奴らをのさばらして、社員やバイトがダメになっていく現状が許せるのか、と船山も憤ったことはある。
そして本社曰く、それは許せるらしい。太客なのだ。もはやどうしよもない、とその件についてはさっぱり諦めたのを船山は憶えている。
その三俣支店に、岩田さんが派遣される――
どう考えても、嫌がらせにしか思えない。いや、見せしめかもしれない。
ただでさえこちらも手が足りていないのに、そんなことをされてはどうしようもなくなるのは本社も把握しているだろう。おそらく、猫の手も借りたいこの本社の現状もかんがみて、自宅謹慎や肩叩きではなく、三俣支店栄転、という形に落ち着いたのだと思った。
いずれにせよ、店長はもう帰ってこない。
「そうですか……頑張ってください」というのが精いっぱいだった。自分が店長代理になるらしいが、給料も待遇も変わらない。責任が増えるだけだった。そして実質的に人員が一人減ったので、一人当たりの業務負担は増える。これを地獄と言わずに、一体何を地獄というのだろうか。
嵐のような勢いて業務を処理して、ついに金曜日を迎えた。来週になると社員が一人補充されるらしいが、それまで耐えきれるかどうか船山には不安だった。正直なところ、もし座席が一部破壊されておらず通常のキャパシティなら――とっくに瓦解しているところだった。
そうした中で、ついにバイトの相生君が倒れた。どこかの大学の二年生、けなげに頑張ってくれたとは思ったが、遂に力尽きたようだ。
――そうだよな、火曜日からずっと手伝ってくれていたもんな。
そう言ってお疲れ様、の一言をいってやりたかったが、そんな暇すらなさそうだった。別の女の子がバック・ヤードに相生君を運んできた際に、うっかりため息を再び漏らしてしまい、運んできた女の子に軽蔑するような目で睨まれたのは気のせいではないはずだ。
――俺だって、不幸なんだよ。分かってくれよ。
空いた穴を埋めるために必死で働く。そうしたときに、相生君の姉とその友人が現れた。
13
アスカが扉のベルを鳴らす。「いらっしゃいませー」と店員が言った。
「二名様でいらっしゃいますか? ただいま満席でございまして――」
「相生の姉です。妹が倒れたと聞いて、伺いました。ご迷惑をおかけ致しまして、申し訳ありません」
由香里がペコりと頭を下げる。なんで由香里が、とアスカは思ったがここはこらえた。
「相生さんのお姉さまでしたか。大変失礼致しました。私、アルバイトの日吉と申します。ええと、どうしようかな……」
そう言って、日吉と名乗った彼女はキョロキョロと見渡して、「船山さーん」と遠くにいる男性を呼んだ。「相生さんのー」
「はーい、今行きまーす」と声だけ飛んできた。
「すみません、少々お待ちいただけますか」と言って、日吉さんはまた業務に戻った。
忙しそうだな、というのがアスカの率直な感想である。大学のサークルだろうか、明るい髪の毛の一群がフェスよろしくの怒号を飛ばす。笑い声とグラスの割れる音。
どうみても、バイトの数が足りない。由香里もそう感じたようで、「大変そうだね」と呟いている。
少しして、店長と思しき男が現れた。
「すみません、お待たせして。店長の岩田と申します。この度は、大変申し訳ありませんでした」
30手前くらいの男が、由香里とアスカに向かって頭を下げる。「本当に、申し訳ありません」
「岩田さん、そんなに謝らないでください」
由香里は慌ててそう返した。「別に、ちょっと調子が悪くなっただけなんですよね。救急車で運ばれたとかならそれは大ごとですけど、でもそんなことないみたいで――」
「本当にすまない。――私が言うのも間違っている気がするが、とにかく別に命に別状が、とかそんなに大した事態ではないのでしんぱいはしないで欲しい」
でも、と岩田は続けた。
「これは我々の責任だ。申し訳ない。管理不届きというか、無理があったのは間違いない。すまない」
「店長さん――その無理っていうのは?」
再び頭を下げる岩田に、アスカはそう尋ねた。
そして店長は、もともと無理なシフトが続いており、それでもバイトの子達は時間外でもけなげに働いてくれていて、そしてとどめの店長の更迭である、という一連の話をざっと語った。「裏の業務改善委員会」にやられた、というくだりは緘口令が敷かれていたので、岩田は語らなかった。
「そりゃひどい話だ」
「うーん、あの子頑張ってるみたいだったけど、そんなことになっていたなんて」
口々にアスカと由香里が言う。どちらかというと、アスカは怒りに燃え、由香里は同情の気持ちが強かったが――現状をなんとかしなければ、という思いは二人とも同じだった。
「あ、お姉ちゃん!」
そこへ当事者の由香里の妹が戻ってきた。
「唯! もう大丈夫なの?」
「へーきへーき。ちょっとふらついただけなんだから。そんなに心配しないでよね、もう」そう言って、ちからこぶを作り、「岩田さんも、ご迷惑をおかけ致しました」と頭を下げた。
「いやいや、そんなこちらこそ申し訳ない。もう大丈夫なのかい?」
「ホントにもう大丈夫ですから! 岩田さんこそ、私が抜けている間大変だったんじゃないですか? 直ぐに戻りますね!」
パタパタとホールに向かう唯に、岩田が声をかける。
「唯君、気持ちはありがたいんだが……」
そして、ひとしきり何かの葛藤があったのちに、
「今日はもう帰っていいよ。どうせなら、明日も休んでも大丈夫だから」
そう言って、唯の肩を叩いた。
「でも店長……」
「なに心配はいらないよ。もうピークは過ぎたし、後は片付けくらいしか残ってない。もう大丈夫だから」
そう言って、にこりと笑う店長。
その姿を見て、アスカは人知れず感動していた、と同時に現状への怒りを爆発させようとしていた。
――なんていい人達ばかりなんだ。現場はこんなにも美しいじゃないか、それなのに――
持ち前の正義感がまたむらむらと湧き上がってきた。そして一言言おうとした瞬間、
「私が代わりに働きます!」
由香里が堂々とそう宣言していた。
ありゃ、と肩透かしを食らうアスカ。怒りのやり場が分からなくなった。
残りの二人も驚いたようで、
「お姉ちゃん。全然いいって。今日も会社でお仕事だったんでしょ?」
え、社会人だったのかと岩田がぼそりと言って、慌てて続ける。
「そ、そうだ。そんな無関係な人を巻き込むわけにはいかない。これは、我々の問題だから」
ホールに踵を返す二人。
「唯!」
「はい!」
「お母さんに心配かけるんじゃないよ! 唯が倒れたって聞いて、お母さんどれだけ慌ててたことか。お姉ちゃん、あんなに慌てたお母さん久しぶりに見たよ」続けて、「なんのためにバイトしてるか、ちゃんと考えなさい!」
しゅん、と項垂れる唯。
姉の威厳だ、とアスカは思った。こんなに激しい由香里は初めて見た、と思ったがそれは妹の唯も同様だったようで、しょげているのと、驚いているのの半々といった表情だ。
「岩田さん」
返す刀で、由香里が今度は岩田に切ってかかった。「実際のところ、もうきゅうきゅうなんじゃないですか?」
「はぁ……」といって岩田は頭を掻くしかなかった。これではどちらが大人かわからない、アスカは思ったが――なんのことはない、どちらも大人なのである。
「妹の分、私が働きますよ」
ほら、脱ぎなさいといって制服を剥がしにかかる由香里。わ、待って待ってわかったから、と言って二人でバック・ヤードへ向かった。
残されたのは、岩田とアスカ。先に正気に戻ったのはアスカの方だった。
「じゃ、私も厨房で働きますね」と言い残しバック・ヤードへアスカも続く。
あ、ちょっとと言う岩田の声も、「店員さーん」と誰かが呼ぶ声にかき消された。
そして深夜三時になる。――結論から言うと由香里とアスカがいなければ店は崩壊していたということになる。
もう片付けだけだから、と言っていた岩田の読みは、金曜夜の二次会の二次会でワっとなだれ込んだ客によって完全に外された。
唯を「領収書はちゃんと貰うのよ~」と冷静なアドバイスと共にタクシーにねじ込んだ唯の八面六臂の活躍は、筆舌にし難い。
アスカも頑張ってはいたのだが、いかんせん由香里との経験の差が出た形になった。
「なんでそんなにこなせるの」とアスカが尋ねるも、「ひ・み・つ」との返答。
どうせ大学の時分にバイトしていただけだろう、とも思うが忙しくてそれ以上ツッコミの手が回らない。てんてこまいなのである。
それでやっとの思いで最後のグラスを片付けたのが、午前三時ということだった。
「二人とも、本当にありがとう!」
岩田が深々と頭を下げる。最初にも感じたが、この人は義理固過ぎる。結構人生生きにくいだろうな、と失礼なことをアスカは考えていた。
「いえいえそんなそんな。当然のことをしたまでですよ」
「いや本当に、本当にありがとうございます」
「いえいえ」
「いや本当」
ぼーっと傍観していると延々続きそうな岩田と由香里のやりとりを断ち切るために、アスカが口を開いた。
「でも店長さん、今日一日乗り切ってもしょうがないんじゃないの?」
岩田がはっとして、「そうなんですよ……」と小さくなる。
「そうですよ、岩田さん。こんなのが続いたら、妹もまた倒れちゃいますし、なんなら岩田さんも時間の問題ですよ」
由香里が続ける。
それは間違いのないことだろう。朝何時に出勤するかは知らないが、夜中三時までは普通と言っていた業務。決して楽ではないはずだ。
「他の店舗からヘルプを貰うとかはできないんですか?」
建設的と思われる提案をアスカが投げたが、
「実は、この店舗はこれでも結構上手く回ってるほうでね。他の店舗の話なんか聞いてると、とてもじゃないけどそんなこと言えないよ……」
上手く回ってるのは、バイトの子達に無理させてるせいもあるんだけどね、と自嘲気味に岩田が言う。
「そんな……じゃあ私たちが今日やったことって……」
焼け石に水、とアスカが続けようとしたところを、岩田が制する。
「いや、意味なくなんかはないよ。本当に。こうやって一日一日を生き延びることが大切なんだ。その間に、物事が上手い方向に転がるのを待つよ」
岩田はそう言ってポケットの中から封筒を二つ出し、二人に渡した。
「これ、少ないけどタクシー代と今日のバイト台。それから相生さん、妹さんに謝っておいてくれれば嬉しいな。あと明日は本当に大丈夫だからって伝えてくれると嬉しい」
本当に今日はありがとう、と頭を下げる岩井。
何もかける言葉が見つからず、二人とも「こちらこそ、ありがとうございました」と封筒を受け取る。
じゃあ僕は戸締りとかあるから、と言って店へと戻る岩井。扉の前で、最後に振り向いてアスカと由香里に再度頭を下げる。
やはり、アスカたちはかける言葉がみつからなかった。
帰りのタクシーの中、由香里がアスカに尋ねた。
「今日一日は乗り切った。でも岩井さんの明日ってどうなるんだろうね」
さあね、とアスカは答える。
あまりに無力ではないか、とアスカは感じていた。今日一日、確かに岩井さんは助かった。でも、明日は? そして他の店舗は? こんな事態が自分の知らないところで――。
そう思ったとき、自分で自分に嘘をついていることに気づいてしまった。
――知らなかったなんて。そんなの嘘よ。知っていたのに、目をつぶっていたんじゃない――
そうだ。間違いなく自分は知っていた。一年に何人サラリーマンが飛び降りようが知ったこっちゃない、とは冗談でもアスカには言えなかった。
だから、見えていないフリをするしかなかった。自分を騙していたのだ。
それに気づいてしまったが、やはりどうすることもできない。
それがもどかしく、また明日になるとそれを平然と受け入れるだろう自分が、無性に腹立たしかった。
それきり帰りの車内は無言になった。
「運転手さん、この辺ですみません」
由香里の自宅の前で、タクシーは止まった。「妹も心配だし、私今日は実家帰るね」と言っていたのを思い出す。
「あ、うん。じゃあ」
どこか夢うつつに答えるアスカ。少し眠っていたのかもしれない。
「じゃあまた日曜日。合コンでね!」
えっ、と思いスマホを確認すると、瑞樹からのグループ・ライン。
『赤鳥君が、日曜日またメンツ集めてくれるって!』
なるほど動きが速い、とさっきまでの現実がウソのような、全くの世界観の違いに少し笑ってしまった。
パタン、とタクシーの扉が閉まる。手を振る由香里が角を曲がり見えなくなるまで、アスカも手を振っていた。
ふう、と一息つく。こうしてまた日常に戻るんだろうな、と思うと寂しくもあり、悲しくもあり、そして仕方がないことなんだなとも思う。複雑な思いが去来していた。
結局、仕方ないんだな、という思いが勝った。
少し揺れるタクシーの振動に身を任せ、またウトウトとしてしまいそうだった。
その時、運転手が声をかけてきた。
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