第13話 長窪城
川中島の合戦の終わる 22年前 春
1542年
晴信は、父信虎と親交の有った諏訪と手切り
武田晴信
3月 小笠原・諏方・村上・木曽の連合軍を信濃瀬沢で破る。
6月 諏訪上社、下社の争いに乗じ、高遠と組み諏訪頼重を攻める
7月 諏訪頼重自害
9月 高遠反旗 高遠頼継を諏方郡安国寺で破る
1543年
5月 大井氏は武田諏訪攻めを機に長窪城を奪還する。
6月 大井氏、望月氏
「上杉に義理立てしたく候、山内上杉に加護を願う」
大井家臣、芦田信守と相木昌朝に間者を送る、
幸隆
「芦田信守、相木昌朝殿、真田は甲斐に下ります、大井殿は海野頼綱の義利す、
大井殿、望月殿、は未だ憲政殿の支援を待っておられる、が支援は無いと心得る」
「業正どのは上杉と決する気配」
芦田、相木共に 間者からの返答はなかった
6月末
芦田信守、相木昌朝、大井城攻め取る、大井貞隆 長窪城へ逃げ帰り降伏する
幸隆の間者だけではなく伴野氏からも芦田、相木に臣従を促していたのだ
9月
長窪城の大井反旗を掲げる。
9日 晴信は大井攻めの為出陣
10日 若神子 12日 海ノ口城 15日 宮ノ上へ進む
16日 伴野光信の前山城に入る。
伴野氏は武田晴信の佐久侵攻に対しても、土豪としては唯一協力的だった。
17日 芦田信守と相木昌朝は元主家である長窪城大井貞隆を攻撃。
19日 武田晴信出陣、そして長窪城主の大井貞隆が自害。
19日 大井貞隆を加勢した望月城に武田の大軍が殺到。
20日 望月貞隆は自害、望月盛昌は軍門に降り開城する。
佐久豪族は、その後も来るはずのない上杉憲政の援軍を待って
内山城や志賀城で抵抗を続けたのである。
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