詩
耳たぶが
揺れていた
ぷるぷるぷる
怯えているのだろうか?
わたしは思った
「違うね、あれは喜んでいるんだよ」
お前は言った
なるほどね
わたしはまた一つ利口になった
この世界を理解した
まあこの文章は何もかも嘘なんだけどな
詩だし
詩………
詩の中では何だって起こり得るのだ
ここでは真実なんてものは隅に追いやられ串刺しにされている
そんな場所では耳たぶが生きていて肺呼吸をしていたとしても大したことではない
むしろ肺呼吸の方に耳たぶがくっ付いている
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