人生の黄昏


衝撃のすずめ肉で

わたしは栄養素を補給した

ビタミンQが身体を満たした

だから踵の辺りが物凄く痒いのだ

わたしは母校の場所を忘れてしまった

もちろん校歌も

真っ直ぐな体毛だねと

いつか先生に褒められたことだけは今でもはっきりと覚えている

わたしはあれから自分を磨き

今、乳牛河下りに参加している

「のっぷぁん、のっぷぁん」

そいつが掛け声

恥ずかしくってもはや御先祖様に顔向け出来ない

だがこの祭りの創始者が自分の曾祖父にあたることが判明した

「ここにその子孫がいる!」

拍手と共に迎えられ

英雄扱いされ激流に乳牛と共に放り込まれた

もうどうにでもなれだ

三度、死にかけて帰宅

その後は極めて単調な日々の連続だった

立ち上がるのはリモコンを取る時だけ

常識から外れたおやすみなさいでこの世界からバイバイしたい


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