うまいラーメン屋
うまいラーメン屋
があった
そこに客が並んでいた
おれは思った
何がうまいラーメン屋だよ
ふざけやがって
何様のつもりだよ
おれはそこに並んだ
まずは敵情視察だ
自分のことを大将とかぬかしている奴がねじり鉢巻きを締めていた
ああん
ただ暖簾を潜っただけなのにそんな態度
とんでもねえ不埒な奴だ
うまいラーメン?
それがなんだってんだよ?
殺すぞ
おれの怒りが炸裂寸前
隣りの客はうふふと何が可笑しいのか独り笑いながら口を開いた
「茹でザリガニ」
そんなもんトッピングすんな!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます