第2話 未来戦争 第2次世界大戦

タイトル 未来戦争 第2次世界大戦


世界観、設定:


 歴史で語られる第2次世界大戦。その戦いは宇宙から飛来して世界各地に落ちた5つの石版モノリスによって変わった。モノリスから得たデータは大戦期の兵器に新たな能力を与えた。変形して性能を強化する能力、レーザーを武器として発射する能力、戦艦を空に飛行させる能力、兵器の擬人化等様々である。モノリスの分析が進むほどに兵器は進化し、戦争は激しさを増していく。

 そんな時、記憶喪失の青年旭陽一が日本軍に発見される。彼の頭脳や運動能力は素晴らしく、すぐに彼は日本軍に欠かせない英雄的存在となっていく。

 戦争に勝つためには敵国のモノリスを奪うか破壊するのが近道だ。

 襲い来る敵国や出現する怪獣と戦ううちに彼はやがて世界の真実にたどり着く。


テーマ:

第2次世界大戦時代の兵器が様々な能力を得て戦争する。怪獣も出る。


ジャンル:

戦記バトル


キャラクター:


旭陽一 (あさひ よういち)

日本軍に保護された記憶喪失の青年。優れた能力を持ち、日本軍の主力として活躍するようになる。


黒鉄 (くろがね)

陽一を狙って襲ってくる正体不明の人型の怪物。黒い鎧をまとったような姿から黒鉄と呼ばれる。倒すほどにパワーアップして再び現れる。


怪獣

自然発生的に現れて暴れまわる迷惑な存在。その姿から怪獣と呼ばれる。


異星人

大戦期の人間のデータを箱庭でシミュレートした外部の存在。


人間

日本軍、アメリカ軍、ドイツ軍、その他大戦期の人々。



舞台裏の設定、ストーリー:


 未来の地球。そこはすでに滅んでいた。異星人は地球の過去の歴史を調べることにした。箱庭を作って歴史の大きな出来事となった第2次世界大戦をシミュレーションするのもその一環である。

 戦争をよりエキサイティングにするために異星人はモノリスを用意して兵器の進化を促した。さらに人間を観察するだけでは飽き足らず、怪獣を作り出して戦争に介入することもやり出した。

 しかし、当初の予定には無かったその行為はコンピュータにわずかなバグを起こし、歴史に存在しなかった人間旭陽一を生み出した。

 わずかなバグであっても消すにこしたことはない。異星人は黒鉄を送り込んだ。

 陽一の活躍は目覚ましく、日本軍は外国の脅威を退け、怪獣を倒すことにも成功した。陽一は人間との交流を深め、彼を狙って襲ってくる黒鉄を協力して撃退する。

 資源の乏しい日本は次第に外国に押されていく。日本軍は起死回生の作戦に打って出た。それは最強の兵器を最強の人間に与えることだ。そして、旭陽一のために最強の最終決戦兵器スーパー大和が造られた。

 異星人は人間を甘く見ていた。さらに激しくなっていく戦争は異星人の想定を超え、箱庭に深刻なトラブルを起こすことが予想された。

 人間を全滅させて箱庭を強制的に終わらせるために異星人は最強の怪獣を送り込んできた。その強すぎる力は空間に干渉し、一時的に異なる世界を繋げる結果も起こしてしまった。

 以前から神隠しにあった人達から異世界の存在は噂されていた。本格的に繋がったのはこれが初めてだった。人間は自分達が異星人に踊らされていたことを知り、国を超えて協力することになった。

 最強怪獣を倒し、陽一は異星人の世界へ行って彼らを倒した。人間の世界は守られたが、最強怪獣の力を吸収して襲ってきた黒鉄に阻まれて、陽一は人々の待つ世界には戻れなかった。

 戦争は終わり、陽一は伝説の英雄として語られるようになった。

 数年後、モノリスはもう過去の知識となっていた。人間は自分達の力で世界を超える技術を発明した。人は箱庭から世界へ出て、再び陽一と再会する。

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