企画書

プロジェクトアニマ

第5話 魔法の聖戦マジカルジハード

　タイトル　「魔法の聖戦マジカルジハード」

○　世界観、設定

・地球にやってきた双極の彗星。

　宇宙を巡る二つの彗星がありました。一つは青い彗星マジカル彗星。もう一つは黒い彗星カオス彗星。二つの彗星は宇宙を巡って地球にやってきました。

　珍しい彗星が二つ同時にやってくると世間のニュースではとても話題になりました。子供達は目を輝かせて夜空を駆ける二つの彗星を見上げました。

　彗星は青と黒の光を振りまき、地上にある物を与えていきました。

　マジカル彗星は少女達の願いに答え、魔法で戦う力マジカルパワーを。

　カオス彗星は地上の悪意に答え、現れる怪物カオスモンスターを。

　今、地球でマジカルとカオスの戦いが始まろうとしています。

・魔法少女マジカルガールとは

　マジカル彗星のパワーを受け取って変身できるようになった少女達。正義のために魔法の力で戦います。

　正義の魔法生物ライトモンスターを育てることが出来ます。

・悪魔少女カオスウィッチとは

　残念ながら少女は正義だけでは無かったようです。カオスの力で悪意のある少女達が悪魔の魔法少女に変身して襲ってきます。

　悪魔の怪物カオスモンスターを使役できます。

・モンスターについて

　敵対する魔物を倒すことでタマゴのカケラを入手することが出来ます。

　集めて祭壇でダンスの儀式を捧げることで目覚めさせることが出来ます。

・二つの領土

　戦いによって揺れる二つのパワーバランス。マジカルが高まればマジカルキャッスルを、カオスが高まればカオスパレスをそれぞれの彗星に築くことが出来ます。

○　テーマ

　魔法少女になって、仲間を誘って集めて共闘して敵に立ち向かおう。

○　キャラクター

　主人公　　斎藤　清羅（さいとう　きよら）

　魔法少女になった主人公。貧しい教会に暮らしている。とても清らかで優しく、困っている人には手を差し伸べる聖女のような小学生。正義の為に戦います。

　ライバル　　近藤　悪姫（こんどう　あくひ）

　他人はみんな自分の下僕になってひざまずくべきだと考えている小学生のお金持ちのお嬢様。とても成績が良く、世の中に退屈している。気晴らしに悪魔少女に変身して襲ってきます。

　マジカルプリンセス　マジカル

　青い彗星から魔法少女達を見守っている。地上で活動する時は小さくて可愛い妖精の姿に変身することが出来る。

　カオスプリンス　カオス

　黒い彗星から悪魔達の動きを見守っている。恐ろしい狼に変身できるが、悪姫をびびらせることは出来ない。

　主人公の兄　　斎藤　浩一

　戦いに行く清羅を心配している心優しいお兄ちゃん。謎の仮面の騎士マジカルナイトと名乗って助けてくれたりする。

○　ストーリー

　宇宙を掛ける二つの彗星が同時に来ると、世間ではニュースになっていた。

　当日の夜、清羅や悪姫や多くの少女達も空を見上げていた。彼女達は願いをそれぞれに掛けていった。

　二つの彗星は地上にある物を置いていった。少女達には魔法少女に変身できる力を。そして、地上には悪魔の怪物カオスモンスターが現れるようになった。

　清羅はマジカルプリンセスから自分が魔法少女となってカオスと戦う使命を受け取った。

　真面目にコツコツと人助けをする清羅を自分だけが良ければ良いと考える悪姫は無駄なことをする奴だと思っていた。

　清羅は公園や町に現れるカオスモンスターと戦い、出会う先でマジカルメアドを交換したりして、仲間の魔法少女を増やしていく。

　公園でアイドルの練習をしていた少女や滑り台で遊んでいた少女、図書館で会った少女や商店街の看板娘など、いろんな魔法少女の友達が出来た。

　敵を倒して出現したタマゴのカケラを集めてライトモンスターも育てた。ダンスのやり方をアイドル志望の子に教えてもらったが上手く行かなかったので、商店街の看板娘の知り合いの偉い人に頼んで特訓を受けた。

　清羅達は戦いを通して地元の人々とも交流を深めていく。

　状況が良く無いことを見て取ったカオスは自分も魔法少女を作ろうと闇の心を探しに地上に行くが、悪姫に捕まって歓迎されてしまう。

　役に立つ力を得られて悪姫は満足するが、カオスは人の恐ろしさに身震いと陶酔を感じてしまう。

　その頃、町の大人達の間では魔法少女をバックアップする組織を作ろうという動きが出てきていた。清羅はスカウトを受けた。

　それに待ったを掛けてきたのが悪姫の支配する財閥だ。彼女は小学生でありながら悪魔の魔法少女の力で組織のトップに上り詰めたのだ。

　清羅の戦う相手はカオスモンスターだけではなかった。カオスの力を受け取って、悪魔の魔法少女達が襲い掛かってくる。

　何とか撃退するものの、清羅の暮らす教会に被害が出てしまった。

　清羅の兄、浩一は妹が戦いに出ることを心配していた。予見される大きな戦いを止めようと悪姫の会社に出向くが、逆に打ちのめされて下僕にされてしまう。

　謎の仮面の黒騎士ダークナイトが公園で仲間と相談する清羅に襲い掛かってきた。全てを見切るような嫌らしく大人げない鬼畜な攻撃に清羅は苦戦するが、仲間と協力して何とか勝利する。彼の正体が悪姫に服従させられた兄だと知り、清羅は悪姫と戦う決意をする。

　ダークナイトを倒した清羅を強敵と見た悪姫は手下の悪魔少女達を招集する。数だけいても扱い切れないので、手駒として役に立つ奴だけ残すことにした。戦い合わせ残った四人に四天王の座を与え、けしかける。

　正義と悪の魔法少女同士の全面対決が始まった。清羅は仲間達に送られ、悪姫の待つ会社に向かった。清羅は困っている人を見過ごせない。そこで悪姫に捨てられた少女達を助けてしまう。

　会社の高層ビルの最上階で清羅は悪姫と対面する。悪姫は社会にはびこる大人達の支配を打ち砕き、力のある魔法少女が世界を動かすことを提案するが、清羅はみんなを助けるために戦いの道を選ぶ。

　清羅と悪姫の決戦が始まる。人助けで力を消耗した清羅は苦戦するが、仲間達の力を得て勝利することが出来た。

　清羅がコツコツと人助けをしてきたのは無駄では無かった。

　悪姫は自分にも仲間が必要なことを知り、清羅は地元だけでなく世界を意識することも必要だと思うようになった。

　お互いをライバルと認め合った清羅と悪姫はそれぞれに仲間を増やし、次の戦いへと望むことになった。