第29話 冒険しようぜ
「ふぅ、久々に魔力が……」
意識を取り戻したナターシャが、フラフラと起き上がった。
「……あ、あの、ごめんなさい」
カレンが頭を下げた。
「えっ?」
ナターシャが聞き返した。
「……その、私のせいで」
「なにか、やったのですか?」
ナターシャが笑みを浮かべた。
「……えっ?」
今度はカレンが聞き返した。
「なんだかしらねぇが、ダンゴムシに踏まれた事を後悔してるみたいでな」
俺がいうと、ナターシャは頷いた。
「いえ、あれはダンゴムシではなくただのミトコンドリアです。この迷宮にはよくいますから」
「……み、ミトコンドリア!?」
カレンが素っ頓狂な声を上げた。
「おう、そうだったな。見間違えちまったぜ。ありゃ、ミトコンドリアだ」
俺が合わせると、レインが乗った。
「いや、ゴルジ体じゃなかったか。これも、よくいるし」
「……な、なんの話ですか?」
カレンが、いよいよわけが分からなくなっていた。
「ああ、私は何を!?」
まだ、復帰できないミーシャが喚いていた。
「……な、なにか、皆さんメチャメチャに!?」
よし、いい感じで頭がバカになったな。
「ったくよ、ミトコンドリアとかゴルジ体に踏まれて怪我してるようじゃ、まだまだだな」
俺はカレンの肩に飛び乗った。
「……つ、爪が痛い」
「おう、そりゃ痛くしてるからな」
俺はカレンの肩から飛び降りた。
「あとは、こっちか」
床に倒れてジタバタしているミーシャに飛び乗り、俺は顔面をメチャメチャに引っ掻いた。
「ぎゃあ!?」
「美人にしてやった。もういっちょいくか?」
俺はさらに引っ掻き倒した。
「馬鹿野郎、いい加減にしろ!!」
ブチキレたミーシャが俺を掴もうとしたが、あっさり逃げてやった。
「タンナケットのくせに、逃げやがったな!!」
「ほれほれ」
ひたすら部屋中走り回った。
「な、なんで、猫って逃げてる途中で止まって振り返ってみるの。ムカつく!!」
「さぁな……」
散々走り俺はカレンの肩に乗った。
「……ま、また」
あまり爪は立てていないのだが、人間の肌には痛いらしい。
「のろま、こっちに乗りかえちゃうぞ」
「テメェ!!」
突っこんできたミーシャとカレンが衝突した。
「イテテ……」
「……い、痛い」
飛び退いていた俺は、ミーシャの頭の上に乗った。
「どうだ、スッキリしたか」
俺がいうと、むくっと起きたミーシャが俺を捕まえてぶら下げた。
「さて……」
「……はい」
やはり起きたカレンが、じっと俺を見つめた。
「……ほ、ほら、スッキリしたよね?」
「ある意味ね……」
「……はい」
二人は揃って指を構え、俺に鼻ピンの嵐を浴びせてきた。
「……痛い」
「そりゃ、痛くされたからね」
「……はい、痛くされました」
ミーシャは俺を放り投げ、大きく伸びをした。
カレンもまた、立ち上がって伸びをした
「やれやれ、カレンもタンナケット担当?」
レインが苦笑した。
「冗談じゃねぇ、ミーシャ一人で手に余るってのによ。お前らでみろ」
俺は苦笑した。
「さて、ナターシャも起きたし、僕の出番かな。メシを作ろう」
散々バカやって腹も減った頃だった。
レインがメシを作っている間、ミーシャが猫缶を開けてくれた。
それを手に持ったまま、ミーシャが半眼で睨んできた。
「……どうすんの、この顔」
「なかなか男前じゃねぇか。坊主」
ミーシャが鼻ピンしてきた。
「……謝るとかないの?」
「猫の辞書に謝るなんて言葉はねぇ」
また鼻ピンがきた。
「……しょっちゅう謝ってるじゃん。情けない感じで」
「しらねぇな」
また鼻ピンがきた。
「……素直になるまで、ずっとこれやるよ?」
「……結構痛ぇって知ってたか」
また鼻ピンがきた。
「……私が聞きたい言葉はそれじゃない」
「……猫イジメだぞ」
また鼻ピンがきた。
「……なにか?」
「……ちっ、ごめんなさい」
また鼻ピンがきた。
「……そうじゃないでしょ?」
「……ごめんなさい」
ミーシャが俺をそっと抱きかかえた。
「……そうそう、そうやってなんか弱々しくしてなさい」
ミーシャが床に猫缶を置いた瞬間、カレンがそれをかっさらった。
「……意外と美味しいですね。我慢できなかったもので」
「……」
俺はミーシャの顔をバリバリに引っ掻いた。
「馬鹿野郎、アホなことやってるから、食われちまったじゃねぇか!!」
「わ、私が悪いの!?」
血まみれの顔で、ミーシャが叫んだ。
「……だって、うっかり斬られたら嫌だもん」
「わ、私ならいいのか!?」
ミーシャがもう一つ猫缶を出した。
「……これ以上引っ掻かれたらかなわん。さっさと食え!!」
「最初からそうしてりゃいいんだ……」
俺はやっと猫缶にありつき、同時にメシも出来上がった。
「あら、ミーシャさん。ずいぶん凜々しくなりましたね」
「ナターシャ、いいから治して!!」
笑うナターシャにミーシャが叫んだ。
「タンナケット、どうしますか?」
「このままでいいだろ。このクソ坊主」
ナターシャがニッコリ微笑んだ。
「飼い主様の許可がないので、治せませんね」
「飼い主は私!!」
ミーシャが怒鳴った。
「そういってますけど……」
「いわせとけ」
「なに、この二人!?」
ミーシャがメシの皿を抱え、ガツガツ食いはじめた。
「怒っちゃいましたね」
「怒らせとけ、エネルギーが余ってるんだ」
いきなり首根っこ掴まれ、ぶら下げられた。
「……悪い猫ですね」
カレンだった。
「……な、なんのご用でしょう?」
「……今すぐ、ミーシャを治してあげるようにいってください」
カレンは、空いている片手を刀に置いた。
「……な、ナターシャ、急げ。俺はまだみじん切りにはなりたくない」
「はいはい」
苦笑してナターシャが呪文を唱えた瞬間、その顔が困惑に変わった。
「ど、どうした、早く」
「魔法が使えなくなっています。魔力の過大消費による一過性のものか、解呪の際に不手際があったか……。前者なら休むだけですみますが、後者だと厄介ですね」
魔法使いとしては致命的な状態だったが、ナターシャはいつも通り冷静だった。
「……だ、大丈夫ですか?」
カレンが俺をポトッと落とし、ナターシャに抱きついた。
「大丈夫ですよ。これもまた、よくあることですから」
ナターシャは何事もないように笑みを浮かべた。
「よし、探索は中止だ。街に戻るぞ」
むくれていたミーシャも含め、全員が頷いた。
回復手がいない状態でこの先に進むのも戻るのも、あまりに危険だった。
「ケチってる場合じゃねぇから、一気に転送するぞ」
俺は呪文を唱え、違和感を感じた。
「……なぜだ、俺まで魔法が使えねぇ」
思わず呟いた一言に、全員が唖然とした。
「……もう一個追加。通路も消えた」
ミーシャが指差していった。
確かに、この部屋に入った狭い通路が消えていた。
「まあ、なんだ。見事に閉じ込められちまったな」
俺は笑った。
「なんだ、よくあるじゃん。こんなの!!」
ミーシャも笑った。
「うん、珍しくもない」
メシを再開したレインが、モゴモゴしながらいった。
「はい、よくあるアトラクションですね」
ナターシャがいつも通り、ニコニコしていた。
「……あ、あの、こんなのしょちゅうなんですか!?」
カレンがオロオロしながらいった。
『いや、これが初』
カレンを除く一同の声が揃った。
「……はい?」
置いてきぼりのカレンをよそに、俺たちは大声で笑った。
「……な、なんで、そんな楽しそうなんですか!?」
カレンが半泣きで叫んだ。
「馬鹿野郎、俺たちは冒険者だぜ。平らな道歩きたかったら、堅気に戻る事だな」
俺はカレンの肩に飛び乗った。
「なんだ、もう懲りちまったのか?」
「……い、いえ。大丈夫です」
カレンは癖なのか刀に手を置いた。
「上等だ。さて、先生。どうするよ?」
「誰が先生だ。ちょっと探るから待ってて!!」
ミーシャが、部屋のあちこちを探り始めた。
「やる事ないから、剣の手入れでもしよう」
レインが、マイペースに剣の手入れをはじめた。
「……さすが師匠、平常心ですね」
「……いや、アイツは戦闘中でも剣が傷ついたら手入れする、ただの馬鹿野郎だ」
カレンの声に俺は答えた。
「それにしても、魔封じされた感触はないですし、なんですかね?」
ナターシャが杖を抱いて座りながらいった。
「さっきから試してるんだが、まずはこの空間の精霊力の流れがおかしい。この時点で、真っ当な魔法は使えねぇだろうな」
世界に流れる精霊力の力を操り、様々な事象を引き起こす。
これが魔法の基本だ。
その精霊力の流れがイカレていれば、真っ当な魔法は発動しないという理屈だ。
「そして、もう一個が……ポジトロン・ブラスト」
俺の切り札の魔法も発動しなかった。
「精霊力に依らない魔法も発動しねぇ。これも違和感があってな、呪文詠唱時に放出される魔力量が圧倒的に少ねぇ。こんなんじゃ、塵一つ動かせねぇよ」
精霊系というが、四大精霊の力を使った魔法は、元からある精霊力に干渉出来る程度の最低限の魔力があれば発動出来る。
これに対し、非精霊系というが精霊力を使わない魔法は、無から有を作りだ出すという究極の魔法ともいわれ、純粋な魔力のデカさに物言わせて、強引に世界をねじ曲げるという荒っぽいものだ。
精霊力も当てにならなきゃ、魔力に物をいわせる事も出来ない。
いかなる魔法も発動しないという状況は、これで説明がついた。
「そうですか……体の不調が原因ではなさそうなので安心しましたが、そうなると」
「ああ、これは俺が悪いんだが、最初にナターシャが張った結界があるだろ。あれしか原因が考えつかねぇ」
俺はため息を吐いた。
「あれですか?」
ナターシャが不思議そうに聞いた。
「あれは空間を歪めて外部との接触を切断する高位結界魔法だ。そのままだったら、世界そのものっていっていい精霊力までは遮断しねぇが、あの刀が召喚された時のとんでもねぇ魔力放出で相互干渉が起きたんだろう。要するに、なにか違う魔法に変質しちまったんだ。どんなものに変わっちまったかまでは、魔力が使えねぇ今は検証も出来ねぇが」
強い魔法同士がぶつかると、お互いに干渉して妙な魔法になる事は多々ある。
今回もそれが原因だろう。
厄介な事は、術者の手を離れた暴走野郎だってことだ。
もはや、誰にも制御は出来なかった。
「そうですか。あとで鼻ピンですね」
ナターシャが笑みを浮かべた。
「好きにしてくれ。さて、あとはミーシャ先生の検証待ちだな。通路が消えたのは、さすがに魔法のせいじゃねぇ」
そのミーシャは、さっきからせっせと部屋の壁を探っていた。
「……わ、私もお手伝いを」
何かに駆られたように、カレンがミーシャに近寄っていった。
「お、おい、戻れ」
俺が慌てて引き止めた瞬間、派手にカチッと音が聞こえ、天井からガコンと音が聞こえた。
「……あっ」
カレンが小さく呟いた時、部屋全体を揺るがすような振動と共に、ゆっくりと天井が迫ってきた。
「なんだおい、ますます楽しくなってきやがったぜ」
俺はデカい声で叫んだ。
「そうだねぇ、一度こういうのやってみたかったんだ」
剣の手入れをしながら、レインがいった。
「全く、愉快な部屋ですね」
ナターシャが笑った。
「そうだねぇ、冒険者冥利に尽きる!!」
最後にミーシャが叫んだ瞬間、カレンが床に蹲った。
「……な、なんで、皆さん超ポジティブ。そして、私って」
「おい、ノリが悪いぞ。全てを楽しめ」
蹲っていたカレンが、そっと立ち上がった。
「……そうですね。私もこの道に入ろうと決めた身です。精一杯、楽し……めない」
頑張ったカレンだったが、結局不発に終わってまた蹲った。
「先生、なんとかなりそうか?」
俺はデカい声でミーシャに聞いた。
「ダメだ、全然分からねぇ!!」
やたら元気にミーシャが答えてきた。
「よし、それじゃまだ試してねぇ事が一個だけある。初めてだからやらなかったんだが、召喚魔法だ。これでダメなら潰れるだけだ。楽しいぜ」
天井はかなりの近さに迫っていた。
「馬鹿野郎、召喚魔法でなに呼ぶんだよ!!」
ミーシャが元気に返してきた。
「んなもん適当だ。二個しかいねぇしな」
俺は杖を構えた。
「どうせ死ぬなら猫好き美人がいいぜ。ウンディーネ」
あまり研究していない召喚魔法は、発動原理が特殊なので杖が必要なのかどうかすら分からないような代物だった。
脳裏湧いてくる慣れない構文の呪文と共に、ビシッと空間に亀裂が入った。
まるで空間の亀裂を引き裂くようにして、ウンディーネがよっこらせと出てきた。
「……マジで成功した」
これが、俺の初召喚だった。
ウンディーネはニコッ笑みを浮かべると、いつも通りちゅ~るを出してきた。
「……こ、これは、必須なんだな」
俺がちゅ~るを食っていると、ウンディーネは迫ってくる天井を両腕上げ、しっかり踏ん張って支えた。
「なんだおい、細腕のわりには怪力じゃねぇか」
俺が声を上げると、ウンディーネはなにか意味ありげに俺をみた。
「……な、なんの要求だ?」
ニコニコしているウンディーネをしばし見つめ、俺はある究極魔法の呪文を思いだした。
「いくぞ……。ふぁいとぉぉぉ!!」
『いっぱぁぁぁつ!!』
俺は、初めてウンディーネの声を聞いた。
凄まじいパワーで押し返し、そのまま天井は闇に消えていった。
「……すげ」
ミーシャが唖然としていた。
「なるほど、あの合成魔法ですね。特殊形態の」
ナターシャが笑みを浮かべていた。
「そうだ。まさか、ウンディーネが使い手だとはな」
合成魔法とは、二人以上で詠唱する変わり種の魔法だ。
この魔法はその一種で、窮地に陥った時に使うべきものとされている。
発動に必要なものは、魔力ではなく気合だ。
「ってか、それ魔法じゃねぇだろ。ただの筋力と気合いと根性だろーが!!」
魔法に疎いミーシャが、珍しくなかなか的確な事をいってきた。
「……冒険者がロマンのねぇ事いうなよ。なぁ」
「全くです。だから、ミーシャさんは……」
「な、なんなの、あんたら!?」
ミーシャが頭を抱えた。
「よし、剣の手入れ終わった。あれ、天井はないしウンディーネがなんで?」
……まあ、このボンクラマイペースはいい。
「さて、邪魔は消えたぞ。先生、気合い入れろ」
「気合いで仕掛けが分かるか!!」
ブチブチいいながら、ミーシャは部屋の調査を再開した。
「さて、このウンディーネ。どうやって、元いた場所に返すんだ。あの忌々しい、ダンボールに入れるとか?」
俺が思案に暮れていると、ウンディーネは俺を抱きかかえた。
しばらくそれで佇んだあと、俺をそっと床に下ろし、バリッと空間を両腕で引き裂いて帰っていった。
「……召喚魔法ってこんなの?」
なにかこうイメージと違ったが、とにかく上手くいった。
「ん?」
すっかり意気消沈どころか泣き出してしまったカレンを、ナターシャが優しく抱きかかえていた。
「粗野な俺が出る幕じゃねぇな。さて、あとは先生次第か」
「あった!!」
どうにかこうにか、ミーシャが何か見つけたらしい。
壁石をランダムに押し、床の石をステップを踏むように叩き、最後壁の僅かな隙間に腕を突っこんで何かを引いた。
壁がスライドして、通路が現れた。
「よし、あとは暴走野郎な結界がどう変質したかだな。今の状態じゃ解析も解除も出来ねぇ。最悪死ぬ覚悟で突っこむしかねぇぞ」
ミーシャが先にいこうといたが、俺が先に走り出た。
「魔法なら俺だ。やらかしちまった責任ぐらいは取るぜ。何かあったら、お前が全員を引っ張っていけ」
「ま、待って!!」
ミーシャの生死を振り切り、俺は通路に向かって全力疾走した。
体の感覚で、結界壁に突入した事は分かった。
前から弾き飛ばされるような力を感じつつ、俺は無理矢理前進んだ。
「……なかなだな。さすが、ナターシャの高位結界魔法」
全身に痛みを感じつつ、俺は強引に結界壁の向こうにでた。
「ふぅ、変質してくれてて、かえって助かったな。通常だったら、今頃細切れだろうぜ」
くつろいでいる場合ではなかった。
俺は杖を構え、呪文を唱えた。
通常通り発動した魔法により、今目の前にあるタチの悪い結界の呪文構成が頭に飛び込んできた。
「……ふん、これは面倒だが、やるしかないな」
俺は結界を強制解除するための呪文を組み立てていった。
「失せろ、馬鹿野郎」
俺の杖が光り、結界壁が瞬時に消えた事が分かった。
「よし、これで休めるな」
俺は床ひっくり返った。
「タンナケット!!」
いち早くすっ飛んできたミーシャが俺を抱きかかえた。
「ナターシャ、早く!!」
ミーシャの声には答えず、ナターシャは回復魔法を使った。
「イテテ……ったく、ナターシャよ。次からはもっと優しい結界にしてくれ」
俺はミーシャの腕の中で苦笑した。
「手抜きすると怒るのはタンナケットです。あと、約束の鼻ピンです」
ナターシャは、特大の鼻ピンをぶちかました。
「な、なんで、鼻ピンなの。なんかやったの!?」
「……」
俺は無言で目を閉じた。
「こ、こら、死んだふりするな!!」
「……」
俺は無言でミーシャの腕から下りると、面々の様子を確認した。
誰も怪我をした様子はないが、今のカレンは迷宮を歩けるコンディションではなかった。
「いいな、帰還だ。一気に地上に出るぞ」
俺は呪文を唱えた。
軽い酩酊感と共に、俺たちは地上の駐車場に出た。
そのまま馬車に乗り、俺たちは街のボロ宿に引き上げたのだった。
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