27-10

 流行りの歌の調子や、新しい衣服の装飾や、食事の良し悪しや、そういったことを書くべきなのだろうか。しかし、既にこの一文の稚拙さでもって(いろいろと頭を捻ってはみたのだ)私がそういったことに全く向いていないと知る。習俗の対象として考察の対象とはなろうとも、その中で心から戯れることができないのだ。性というものなのだろう。愚痴を言っても仕方があるまい。

 とりあえず、本日は晴天なり。

                                     A

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