(過激描写注意)熱帯夜にて(シュシュ&玲香)
「すぅ、すぅ……」
(悪いなヴァイス、もらうぜ)
龍野がヴァイスの寝込みを襲っている頃。
シュシュと玲香は、体の汚れを洗い落とす為に、風呂場へ行っていた。
「さて、これでさっぱりですわね。遠山准尉、どうぞ?」
「うん(シュシュちゃんとお風呂、シュシュちゃんとお風呂、シュシュちゃんとお風呂……。ああ、ゾクゾクするなぁ、ふふ)」
シュシュが体を洗い終え、湯船につかり始めると、玲香は遅れて体を洗い始める。
「ふんふんふ~ん♪(シュシュちゃん……ああ、可愛いな。んっ……)」
体洗いにかこつけて、玲香はシュシュとのコトを妄想していた。くちゅりと音が響くが、シュシュには聞こえていない。
「さてっ、こんなもんかな? それじゃ、お邪魔しま~す」
「いらっしゃい」
シュシュと玲香なら、二人で同時に入っても十分な程の浴槽の広さがあった。ちゃぷんと浸かり、シュシュの顔をじっと見る。
「な、何ですの……?」
「いやー。シュシュちゃん、可愛いなと思ってさ」
「ふん! お母様譲りですもの、当たり前ですわよ!(か……“可愛い”……お願い、もっと言って!)」
何を当然と言わんばかりにツンとした態度を取るシュシュだが、それでもまんざらでもないと思っていた。
「隙あり!」
「ふあっ!?」
と、玲香が身を乗り出し、シュシュに迫る。
そして両頬を手で押さえながら、唇を奪い去った。
「んんんむっ!?」
「んんっ……♪」
シュシュの唇の柔らかな感触を味わいながら、体を擦り付ける玲香。
更に舌まで絡ませ、手をシュシュの後頭部に添えた。
「んんっ……ぷはぁ。良かったよ、シュシュ」
「もう、何ですの……? 頼んでさえ下されば、わたくしからいたしましたのに……」
「ふふふ、こういうのはボクから奪うからいいんだよ、シュシュちゃん。それよりも……」
玲香は妖しい笑いを浮かべ、シュシュを抱きしめる。
「ボクと、もっと楽しいことしよ?」
そして湯船に手を突っ込み――」
「ひゃん!?」
「まずはちゃんと、準備しないとね」
シュシュの緊張を、溶かし始めた。
「んっ、ふあっ、待って……」
「龍野に奪ってもらったんだよね? ヒ・メ・サ・マ♪」
「んんっ、それは、そうですけれど……」
「だったら、もう緊張する必要はないよね?」
「ひああっ!」
玲香はしばらくの間、シュシュをいたぶり続けた。
「さあ、もういいよね……?」
「……っ」
シュシュは肩をふるふるさせながら、快楽に酔いしれていた。
それを見てご満悦の玲香は――
「ほら」
シュシュと体を絡ませ、キスを始めた。
「あんっ……。こら、勝手に……」
「ふふ、そう言いながら、びくびくしてるなんて可愛いよ」
「ん、もう……」
湯船の湯が、何度も波を立てていた……。
*
「んっ!」
「ふああっ!」
二人とも体をびくびく震わせながら、キスをやめた。
「はぁ、はぁ……。もう、大胆ね」
「褒め言葉として受け取るよ、シュシュちゃん」
二人は風呂から上がり、体を拭いて部屋へと向かった。
「んっ……龍野君。寝込みを襲うなんて、大胆になったものね」
「いつでもいいって約束だろ?」
「そうよ」
そこには、服をはだけ、息が上がった龍野とヴァイスがいた。
「お、おおお、お姉様……」
「あらら、派手にヤっちゃったねぇ」
玲香はこの後の修羅場を想像しながら、一人でケタケタ笑い始めた。
作者からの追伸
有原です。
リクエストにお答えして、きっちり作成いたしました。
(謎の電波ジャック)
ブレイバ
「あのツインテールの姫様、狙われてたんだね」
ブランシュ
「女性同士なんて……。ああ、見ている分にはいいのですけれど、その、何と言うか……」
ブレイバ
「はっきりと体温を感じられない、ってことでしょ? 姫様」
ブランシュ
「そういう事ですわ。ですから、わたくしに温もりを……」
ブレイバ
「はい、姫様」
リナリア・シュヴァルツリッター
「いつになったら二人とも落ち着くんだ?」
(電波ジャック終了)
では、今回はここまで!
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