1日目終了直後の候補たち

※会話劇のみです。戦場には出しませんので、ご了承くださいませ。


「さて、一日目が終わったか。しかし、だいぶやられたな……」

 モナリザ・アライが頭を抱えながら、項垂れる。


「この程度で弱気かよ現社長? まだまだ余裕だぜ?(妹よ……頼む、俺に力を与えてくれ……!)」

 ソリティアは挑発しながらも、内心では心穏やかではなかった。


「ふん。雑兵がいくら集まったところで余の敵ではないが……手駒を失いたくはないものだな」

 ビンインが“代理”の残数や現状を見つつ、冷静に戦力分析をしている。


「同感ですね。時に皆様、昇竜の反応が一軒家で見受けられました。もしかしたら、ひと騒動あるかもしれませんのでお気をつけて」

 リンドはリンドで、“鹵獲ろかくによる非正規戦力の増強”を警告していた。


「……」

 フーダは何も語らない。

 けれど内心は雄弁だった。

(すごい、騎士様……! 11体もの敵“代理”を葬るなんて! しかも、ほとんどが大型(5m以上)の敵……! いける、このまま二日目も、そして三日目もお願いね……!)


 慎重になる4陣営と、イケイケのJ陣営。

 この状況で、2日目は開催されたのであった。

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