恥の少ない傷害を

失敗する、恥をかく、というのは病気のワクチン注射に似ていると思う。

毒を体内に入れ、体が毒への耐性を付けるという部分が、恥をかいた後の対処法としてそっくりだ。


だが失敗や恥はワクチン注射とは違い、毒の量は予想が付かず、

意図的に行動に移せるものではないという事実があるのだ。


利口なら誰だって毒キノコを食べたくはないと思う。

だが世には毒キノコを食べて覚えるなんて芸当を精神的にやって退けてる愚かな人が居て、

愚かな彼らは食べた事が経験となり、それは裏打ちされた道理で、正しくて、彼らは得た。


愚かが、無知が、失敗や恥を濁すのを知ったとき、

倫理観のある、非道行為の出来ない恥を恐れる人間になっていた人は、

どうしようもなく、経験を、知らずのうちには、得られないのだ。

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