口裂け女と聞くと怖いイメージがありますが、「わたしきれい?」からはじまるこの作品はホラーが苦手な人でも楽しむことが出来るでしょう。それぞれの話が小気味良く、気軽に読めるためにさくっと楽しめました。気楽な読み口と発想が好きな点から星2をつけさせていただきます。
最初に開くとオムニバス式。あれ?と思いながら読んでいくと……なるほど、そういう展開なのかとニヤリとしました。都市伝説も現代人には敵わないのですね。
かつて日本中の子供達を恐怖で震撼させた、『口裂け女』を題材としたオムニバス。なのですが……恐怖でなく笑いの物語です。
口裂け女を題材とした、笑い話の短編集。短いながらも、そうきたかと思わせられ、笑いました。
口裂け女の一番致命的な部分って、『ものすごい恐怖心を煽っておいて、口が裂けてるだけっていうギャップが弱い』ってところだと思うんですよね。それが現代人には看破されてしまっていて、このお話の二話なんかはそういった性質や平成の口裂け女らしさが盛り込まれているなと関心しました
まさかの展開でしたね。短いながらも衝撃的な作品…と思っていたらパターンが増えている!いくつものケースが生み出されていて驚きました。とてもおもしろかったです!