第伍回 高い天井

 「一階、二階、三階は異常なし」

そんなことを言いながら私は、見回り最後の体育館へと向かう。時計を見ると時間はもう11時を廻っていた。学校の見回りなんて初めてだから時間が掛かってしまった。

 「こんな時間になるとさすがに不気味さが増すな」

まあ、結構入るしさっさと終わらせて明日は、奮発して焼肉にでも行くか。

 「よし、えーと電気は、、、、あった」


ん?


 「あれ?付かないな」

なんで電気がつかないんだ?故障か?非常灯はついてるし停電じゃないな、


ガサ


 「報告しとくか」


ガサ ゴキッ ガサガサ


ん?


ゴキッ ゴキッ


 「上か?」

 「?」


えっ

手?


「なッ!」

この時私は、

頭上にいるそいつに気がつきました。

それと同時にこいつが天井のライトを

覆ってしまうほどデカく、そのため

あたりが暗かったことに気がつきました。


、、、


「こりゃあバイト代高いわけですわ」


その なにか の顔のあたりに当たる部分に

へばりついている面が

ジロリとこちらをにらんだような気がした。



終わり



【解説】

この人はこの後どうなったんでしょうね?そんじゃ解説です。


<場化物ネーム>

蜘蛛 又は ニンギョウ


<出現場所> 

天井の高い場所


<出現時間>

22時~1時


<見た目>

 マネキンの手足の集合体のようで、歩く姿はまるで蜘蛛のように見えます。

顔と思われる部分には、能面が張り付けられており、仮面の内側の構造はわからない。動くたびに手足どうしが接触し「カツ、ゴキッ」などの音がする

 大きさは、ワゴン車2台分ほどの大きさだが、動きがとても素早い


<行動>

 天井の高い場所を好み住み着く、活動時間内に対象を発見すると襲い掛かってくる。約3ヵ月ほどでその場を離れ別の場所へと移動する。

 発見された際、どこへ逃げても必ず追ってくる。人目の付く場所でも構わず追いかけてくる。対象を追跡中にほかの対象に目標を変えることはない。

 


【最後に】

 今回は、少し文字数を減らしてみました。こっちのほうがいいのかな?

まあいろいろ試してみます。それではまた次回。


あなたの近くにいつも恐怖がありますように。


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場化物恐怖症 @shirikaGEL

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