世界樹の迷宮Ⅱ ~すべてはここから始まった~
世界樹の迷宮Ⅱ……その出会いは、大学1年の時。
当時大学の最寄り駅の、駅ビル内の本屋で攻略本を目にして、その絵に引き込まれたのがきっかけだった。
「そういえば最近、RPGというものをプレイしていないな」
そう思った私は、後日ゲームショップに赴き、それを手にした。それが…………約十年以上、今なお続いている冒険の始まり
――世界樹の迷宮Ⅱ 『諸王の聖杯』――
1週目
ギルド名:WLTC
パーティーメンバー:
―前衛―
・パラディン
・ブシドー
・ドクトルマグス
―後衛―
・レンジャー
・ガンナー ⇒ カースメーカー
ギルド名は、Ⅰの時と同じくフリーゲーム「Almagest -Overture-」の1勢力から。
WLTCで「ウィルザック」と読みます。ゲーム中随一の天才と変人の巣窟です。この時点では、きちんと作中キャラがそろっていましたが、ドクトルマグスの名前だけ「レイム」だったりと、すでに統一感のなさの片鱗が見て取れるという。
世界樹の迷宮Ⅱは、全作品の中で唯一、一度セーブデーターを消して2度目をプレイした作品です。
そして記念すべき一番最初のパーティーメンバーがこのメンツ。
やや前のめりですが、今思えば比較的何でもできる編成ですね。実際にはその性能の半分も発揮できていませんでしたが………
初プレイだったので、とにかく使いやすそうなキャラクターを選び、運用は完全に攻め一辺倒でした。特にパラディンの運用法が最悪で、ガードスキルをほとんど使わずに、盾で殴ってばかりいました。パラディンは重戦士じゃねぇ、壁だ! パラディンの通常攻撃はドクトルマグス(回復役)より低いんだぞ! シールドスマイト優秀だったけど!
パーティーのコンセプトがまさに「殺られるまえに殺れ!」だったので、とにかくブシドーが強い。つーか、ブシドーはおそらく今作最強職業で、若干柔らかい代わりにとんでもない破壊力を持っていました。最大の難点は燃費の悪さですが、中盤でちょっと頑張ればTPが大幅に上昇する装備が手にはいるので、燃費も改善される。
ただ、後半になるとさすがに学習して、パラディンは三色属性ガードを取り始めました。
ガンナーは後半に入ってからブシドーに役割を持っていかれがちだった為、カースメーカーに変更。Ⅰの頃とうって変わって火力が大幅に減少したレンジャーをアザステ要員に回し、カースメーカーでひたすらアザステ睡眠の呪言を放つことで、第6層も比較的サクサク進めましたとさ。
このように、攻略本の手引きがあったとはいえ、初めてにしては比較的良い編成が出来ましたが、戦法がワンパターンだった為、もうちょっと何かできたんじゃないかなとも思います。
2週目
ギルド名:カンパネルラ
パーティーメンバー:
―前衛―
・ブシドー
・ダークハンター
・ドクトルマグス
―後衛―
・レンジャー
・カースメーカー
初プレイのデータを消して、本格的にやり直した時の編成。
ギルド名は、その時聞いていたクラシックの曲名から命名。本来の意味はイタリア語で「鐘」。
かなり完成されますが、もはやプレイヤーチートの域に達してますねこれは…………
序盤はまあまあ苦労しましたが、中盤でブシドーが「妖刀ニヒル」を手にするあたりになると、もはや敵なしです。
コンセプトは、1回目の編成以上に「殺られるまえに殺れ!」で、
カースメーカーの呪言で敵を行動不能にした後で、前衛が一気に粉砕しに向かいます。ボスも、その頃はまだ「累積耐性」というものがなかったので、状態異常と封じではめることが出来たため、裏ボス以外は全部無傷撃破余裕でした♪
・Ⅱをプレイして感じたこと
ここまで書いて、あまり苦戦した要素がなかったように感じるかもしれませんが、とんでもない!
正直我ながら、よく心が折れなかったなと思うくらい難しかったです。特に序盤! 一番最初の例のミッションで死にかけ、毒吹きアゲハで半壊し、あげくリスに糸を盗まれた後に疲れからか、不幸にもオレンジモヤモヤFOEに追突してしまう。パーティーメンバーをかばいすべての責任を負ったパラディンに対し、狂乱の角鹿が言い渡した示談の条件とh『困惑のステップ!!!!』⇒初hage
その上、かなり序盤で比較的厄介なFOE避けパズルをする羽目になるので、
未経験者は攻略情報を持たないといずれどこかで詰まる。
「!!ああっと!!」や糸の持ち忘れなど、一通りの全滅あるあるはほぼすべて経験したはず。
攻略の鍵は、何があってもあわてない慎重さと、撤退を見極める決断力、そしてなにより諦めない心!
世界樹シリーズはレベルの恩恵がとても大きいので、どうしても突破できなければレベル上げしましょう。2レベルも上げれば、戦闘難易度がかなり落ちるはず。
……………ホント、よくやりぬいたな、このころの私。
・世界樹の迷宮って何が難しいの?
未プレイの方によく聞かれる質問。これ、正直に言うと世界樹をやりたいと思う人が少なくなっちゃうかなと思うので、あまりいたくないのですが……後々「なんであの時言わなかった」となりかねませんので、包み隠さずお話しします。
まず、一番最初の戦闘で死者が出る可能性があります。
最近の新しいシリーズでは、難易度を下げればそのようなことはあまりありませんが、難易度変更ができないシリーズですと、序盤から容赦なく敵が殺しにかかってきます。最悪、一戦闘でパーティーが全滅します。
そして、そんな戦闘バランスが、最後までずっと続きます。
ダンジョンに潜るという仕様上、行きもあれば当然帰りもあるわけですが、引き際を見極められないと、今までの探索が水の泡、なんてことも…………
脱出用アイテム「アリアドネの糸」の買い忘れは、死に直結します。
世界樹の迷宮をやったことがない人でも「えふおーいーとの遭遇」というIOSYSの曲を聞いたことがある人は多いと思います。その曲で語られている「FOE」という、樹海を歩く理不尽の存在が、ゲーム難易度をさらに上げています。
こいつらは通常の敵とは違って、マップに表示されており、接触することで戦闘開始となります。
「中ボス」ではなく「戦いを避けるべき相手」という設定の通り、到達時点ではまず勝てない相手と思って間違いないです。場合によっては階層ボスより強いこともあるくらい。
近年のFOEは状態異常や封じからの特殊攻撃のコンボを狙ってくることが多く、
コンボの対策をすれば到達時点でもなんとかなる場合が多いですが、単純に高いステータスからの強力無比な攻撃の連発するFOEはいまだに一番脅威度の高い存在であるといえます。
特に、今作「Ⅱ」は大威力の攻撃を、厄介な状態異常と共に連発してくるパターンが多いので、シリーズでも類を見ないくらいFOE戦がつらい。
雑魚戦でそれなのだから、ボス戦は推して図るべし。
とりあえず初見じゃ勝つのはほぼ無理です。何度も全滅して、パターンを読み切りましょう。
あと、全体的にリソースの管理がシビアです。序盤は金欠、中盤はガス欠、終盤は火力不足、それらをどう工夫してやりくりするかが、冒険の肝となるでしょう。
怖いことを一杯書き連ねましたが、その分難関を突破した際の喜びは大きいですよ! スキルも割り振り式なので頭を使いますし、プレイヤーの個性も出ると思います♪
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