夢
僕には夢がない。
確かに、研究の第一人者になるだとか、文章を書いてみたいだとか、綺麗な写真を撮りたいだとかなどの願望はある。
しかし、自分の人生全てを賭けてなし遂げたい大きな夢がないのだ。
ウォルト・ディズニーが「夢見ることができれば、それは実現できる。」と言ったが、夢があるという大前提がある。
大学に進む理由も、研究室に入る理由も、生きる理由も、自分の夢さえも、大人の喜ぶ回答や世間的な模範解答を述べることは簡単である。
しかし、本心で述べられる言葉というのは、他者が思っているよりも少ないのだ。
それには、自分のキャラクター像を破壊しないように、他者に失望されないようにという無意識的な回避が行われるからだ。
夢を見つけることを夢にするのも悪くはないが、ありきたりすぎてつまらない。
また、夢を見つける旅をすると言っても、只夢がない言い訳にしかならないのだろう。
どうしたら夢を得られるのか、先人はどう夢を見つけたのだろうか。
夢は流れ星だ。
ひょんな時には見ることができるが、見たい時に見ることができない。
そして、一見輝いて見えるが、それは10,000度を超える熱の塊で触ることができない。
美しくなくてもいい。光り輝く本物の夢が欲しい。
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