決断・経験・助言
近年大学入学前、あるいは大学卒業後までには自分のやりたいことを決めなければならないという風潮がある。
そして、そのことについて悩み苦しむ学生が大勢いる。
卒業後に突然「現実」の全てが決まるわけでないのにも関わらず。
なぜなら、大学入学あるいは卒業時の年齢は20±2ぐらいなものであり、まだ人生の20%ほどしか生きていないからだ。
全ての決断には、多かれ少なかれ経験が必要不可欠だ。
そして、経験が足りていないが故に、助言に頼りたくなる。
相手の助言を聴く際には、誰がその助言を行っているのかを意識しなければならない。
なぜなら、夢を諦めた教員や、適当に生きることに慣れてしまった友人が先入観に囚われた助言をしてくることがあるからだ。
別に、彼らに悪気がある訳ではなく、無意識的なのだ。
そもそも人間とは、常に想像的回避を無意識に行ってしまう生き物であり、他者を蹴落とすドリームキラーになりやすい。
助言をするには、他分野の知識が総合的になければいけない。
もし相手がある分野で天才的な能力を持っていたとしても、ただ単純に「無理だ」とだけ助言するようでは、総合的な知識が足りない。
確かに、決断には助言も必要だ。
なぜなら、他の人の視点になった時にどう思うか、どう行うかを考える際に、経験があれば自分で思考できるが、ない場合は他人を頼る他ない。
しかし、自分の経験で決断できるのであればそれ以上のことはない。
経験を積もう。
なぜなら、自分で決断したことには、やらなかった後悔など存在しないのだから。
ーーーーーー自戒
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