才能

才能とは、生まれ持った足枷である。


考える才能を持ったものは考えざるをえなくなり、野球をする才能を持ったものは野球をせざるをえなくなる。


ようは、一長一短なのだ。


斯く言う私も、偉そうに筆を執っている割に、特に才能に恵まれたわけでもないし、その御蔭でとくに足枷になったこともない。


ようは、嫉妬、妬みなのだ。


こう書くことによって、自己肯定を行っているのだ。


しかし、そんな才能にも唯一私が純粋に羨むものがある。


それは努力をする才能だ。


私は、この努力をする才能が羨ましい。なぜなら、一流と呼ばれるものに、第一人者と呼ばれるものになってみたからだ。


努力する才能を持つものだけが超一流になることができ、その一例が堀江貴文や鈴木一郎だ。


彼らは、異なる分野の超一流であるが、その共通点は努力する事ができるということだ。


一方で、努力する才能を持ったものはまた彼らなりの悩みがあることもまた、事実であろう。


しかし、それはイケメンの話と同じで、イケメンに「イケメンで人生損したことがありますか?」と質問した場合とおなじ、両方を同時に経験しなければ正確にはわかりようがないのだ。


私は、せめて努力する才能が欲しかった。


本当の努力をしてみたい。しかし、それできないのだ。


故にここで筆を綴り、現実逃避をする。




















Final 前 ーーーー 努力したい。

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