学問と勉強
学問とは研究であり、勉強とは作業である。
そもそも、学問とは「学びを問う」と書き、個々の好きな事・興味のある物事や発見した問題を観察的に見て、その結果を元に問い突き詰めていくものだ。
一方、勉強とは先人の知恵を暗記し、自分の糧とする作業である。
ここに、個々の意見の介在や新しい問題発見は含まれていない。
現在の学校教育では、この勉強に主軸がおかれており、一部の学校を除いて学問の指導は行われていない。
しかし、先人の知恵を効率よく運用する、勉強に特化した社会の駒としての存在では、今後の世界的なコスト競争で生き残れない。
今の生活水準を維持できなくなるのだ。
今の生活水準を維持する最適解は、「技術立国日本」に戻るしかないのだ。
中国などの低コストの国が、「安かろう悪かろう」から「安くて高水準」に進化した以上、日本人は働き蟻としての行き場を失った。
今後日本が「技術立国日本」に舞い戻るには、個々が学びを追求し、新しいものを生み出すことのできる人材が必要だ。
今後学校教育として、自主課題や自主研究など、個々が個々の学びを追求できる場が必要である。
それこそ旧制高等教育機関のように。
元手としての勉強と、それを活用する学問なのだ。
研究は力なり。
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