第26話
その時だった。突然ドアが開く音がして、犯人が顔を出した。
「おはよう。よく眠れたかい?」
「眠れる訳ないでしょ。これからどうする気?」
「そうか。眠れなかったか。でも大丈夫。あと数日もすれば君たちはぐっすり眠れる。起きなくったっていい」
「いい加減にして。私たちが子供だからって、そういう言い方はないんじゃない。琴美は苦しんでるの。それに、私の質問無視しないでくれる。これから私たちをどうするのよ」
「だから、君たちには永遠に眠ってもらうと言ってるじゃないか」
「突入!」
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