第14話
「重くて中まで持てないよ」
「公園まで持てれば中までは余裕で持てるだろ。我儘言うな」
銃を再び向けられ、仕方なく琴音は鞄を持ち、車を降りた。中に入ると、ホテルにあるようなロビーが琴音たちを待ち構えていた。高貴な装飾が施された空間に、琴音は思わず息を呑む。それを見た犯人は、琴音の靴を脱がせるようにしゃがみ込む。それを琴音は冷静に断り、靴を脱ぐと靴箱に入れ、犯人を見つめた。お巡りさんが事件の捜査をする時は、近くにいた人とか、その事件に関係している人に犯人の特徴などを聞き込み、似顔絵を作成する事は児童養護施設に置かれたテレビで見た。しかし、犯人はすぐに琴音の視線に気付き、琴音に前に進むよう促す。
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