第3話 金縛り2回目
中学生のとき、親戚の子がロケット花火で人魂を撃ち落したとき、私には、実害はありませんでしたが、あれは恐怖体験といっても過言ではありませんでした(汗)
親戚の男の子にも何も実害が無かったのが、どうにも腑に落ちませんが(滝汗)
そこから、特に変わったことが起きることもなく、高校生になった私・・・。
以前、スズメの霊を見たところとは別の家へ引越していました。
その家は、すぐ前に川があり、その川の土手は草が生い茂っていました。
部屋のすぐ横?には、樹齢30~40年程度の桜の木が見えました。
土手にナナメに立っているような感じでした。
そして、ある日の夕方からずっと鳴き声が聴こえてました。
その日の夜、ウシガエルでしょうか?とてもうるさくて、眠れなかったのです・・・。
最初は、小さい石を草むらに投げてましたが、どこに居るのかも見当がつきませんでした。当たるはずもなく、正直、気が狂いそうなくらいの合唱が聴こえて寝ることが出来なかった私は頭に来て、漬物石を2階の自分の部屋の窓から落としました。
当然、夜ですから、部屋からは、下の生い茂る草むらが見えるはずもなく、なんとなくで落としたのです。ですが・・・?
ウシガエル?をビビらせて黙らせる予定でしたが、本体のどこかに当たってしまったのか・・・(汗)
「みぎゃ!」っていうような音がして、鳴き声が完全にやみました。
やれやれ、これでやっと寝れると思い、布団に入ってすぐさま眠りにつきました。
丑三つ時という時間でしょうか?時計は、夜中の2時48分頃だったと思います。
またもや、【金縛り】です・・・。目だけが動きますが指先一本動かせず、声も出ません。こ、これは、もしや?10歳のときの・・・?そこで、ようやく、思い出しました。昨夜、自分が何をしたのかを!!(恐怖)
今回、私の部屋は、窓が2つあるタイプで、ベランダ側と、側面?にも窓があり(漬物石を落とした側の窓)、その窓のほうから、すぅ~~~と、大きなカエルが入って来ました。今回、窓は開いてません。それがむしろ恐怖を増幅させました。
ガラスを通り抜けて来たんです!(涙目)
大きなカエルが宙に浮いています。スズメのときと同じで、何も言いませんが、私を見る目つきは、とても恐ろしいものでした。
あまりの怖さに、スズメのとき以上に、謝り続けました!
何百回、何千回と心の中で唱え続けました。
ある一定時間を過ぎた頃、大きなカエルの姿をした霊体は、入って来たと思われる窓をすぅ~~~とすり抜けて、部屋から出て行きました。
身体が動かせる状態になり、「ガバっ!」と起き上がり、全身汗だくになりながら、ぜぇぜぇ・・・はぁはぁ・・・言ってました。
翌朝、生い茂る草むらを鎌で、草刈しながら、ウシガエルを探しましたが見つかりません。何故?と思いましたが、スズメのときみたいに死体があるはずなのに、と思った矢先、【蛇】が居ました。咄嗟のことで、種類が分かりませんでしたが、私は飛び退き、蛇もこちらに向かって来る気はなく、逃げて行きましたが、動きが妙に遅かったのです。
よく見ると、お腹のあたり?が「もこっ」と膨らんでおり、あの形は、まさか・・・ウシガエルなのでは!?!??と思い、恐怖しました。
去っていく蛇に向かって、しばらくの間、拝んでいた私・・・。
今後・・・・・安眠妨害する動物が居ても、ガマンしようと固く心に誓った私でした・・・(泣)
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