【概要】

　https://kakuyomu.jp/works/1177354054886288989

　タイトル：オリヴィエ旅行記

　作者：宇部松清

　カテゴリ：異世界ファンタジー

　状態：完結

　文字数：297,739字(2020/11/29現在)

【あらすじ】

　オリヴィエ・ファ・ユランティ・ヨランカ・グズムンラナガン・ノーヴァ・レーニヒ（以下略）は森に住むうら若き魔女。ある日オリヴィエは樹人のサルメロを引っこ抜き、街へと繰り出すことを決意する。その理由は単純明快。「せっかくの人生、どうせなら美味しいものを食べよう！」人生を謳歌し楽しみたい、悔いのないことをしたい。魔女とは思えぬ行動力と発想から始まる、異世界の美味しいものをひたすら食べまくるお話。

【語り愛】

　この作品は「完結」ですが、ちょっと特殊です。

　一日が終わる度に「完結」状態になり、現在は二日目が終了した状態。ですので状態としては「完結」であり、カクヨムにおける状態を重視して今回は完結作品としてご紹介しています。ただ、三日目が始まればきっと、連載が再開する。そういった形態をとっているようです。

　魔女、好きです。

　宇部さまの書かれる魔女の話は、しかし有澤に非常に刺さる。以前別の魔女の小説を読ませて頂いたのですが、それはいわゆる一般的な魔女のイメージに近い、それでいて胸を衝くお話でしたのでそちらも是非。

　また逸れた。

　異世界を旅する話も好きなんですよ。異世界とはいいますが、読書の感覚としては「外国」です。見たことも聞いたこともない国を文字で堪能する。今作は特にお料理にそのメーターを振ってますので、食文化が見えてきます。名前からは不穏な響きしか感じないゲテモノがフレンチみたいに上品な名前のお料理になり、オリヴィエが絶賛していると……思わずじゅるりとしてしまう。異国を「食べ歩き」するのも素敵だなと感じる物語です。